PUN その12(fiddle 2)
考えてみたら今年初めてのPUNの更新です。
●To fiddle a fiddle is a fiddle-faddle.
ヴァイオリンをいじくるのはばかげたことだ。
最近、「fiddle-faddle」 という曲名を目にしたのでpunにしてみました。fiddleは2回目の採用(前作はこちら)ですが、どうもfiddle を使うpunは自虐ネタになる傾向があります(笑)。実際、素人考えで駒をいじくったヴァイオリンを弾いていたら、知人のプロの方に細工を一発で見抜かれました。つまり、駒を低くする→指板と弦の距離を縮めることで少しでも運指を楽にしたかったからなのですが、生兵法は何とやらですね、やっぱり。
さて、以下の2つはともに脚韻を踏んだ言い回しです。
●I gave him a nudge, but he wouldn't budge.(2007年度「ビジ英」)
彼を(注意するために)ちょっとこづいたが彼は態度(意見)を変えようとしなかった。
nudge(=gentle push)はよい結果を招くことが多いと説明されていました(byクリスさん)。こういうニュアンスを伝えたい時ってあるかもしれません。この場合、nudge の代わりにpushやpressure だったら結果が違ったのでしょうか?
●If it bleeds, it leads.(2007年度「ものしり」)
残酷な事件ほどトップニュースになる。
これはメディアのあり方に警鐘を鳴らす、「見出し」チックな皮肉になっています。確かに、そんな気がしますね。似たようなものに、ラテン語由来のBuyer beware.「買い人よ、注意せよ」などがありました。なお、見出しのpunを覚えるといいことがあります。それはbleed「出血(する)」とbreed「品種・血統」のつづりを迷わなくなることです。どちらも「血」に関係する単語なので時々こんがらがるのですが、もう大丈夫!
後半2つはEnd Rhyme(脚韻)型にも掲載しました。最近、フレーズ編と文章編に分けてみましたので興味のある方はご参照下さい。
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