杉田会

2007年7月 7日 (土)

Ethics

ビジ英L7は、「Ethics in Business(企業倫理)」でしたが、科学界においても倫理規定違反が大きな問題になっています。ソウル大学・ファン教授のES細胞捏造は記憶に新しい大事件ですが、国内でも、例えば、日本化学会の倫理規定を一読しただけで事の深刻さがわかります。科学におけるミスコンダクト(misconduct)には大別してFFPと呼ばれる3つのパターンがあります。ビジ英でも、その3つが6月号textのp.44に出てきていました。

Fabrication (存在しない事実・データの)捏造
 fabricate quotes  引用文を捏造する

Falcification (不利なデータの)改ざん
 cook corporate books  会社の帳簿をごまかす
 fake test score テストの成績をごまかす

Plagiarism (データや考えの)盗用
 cheating and plagiarizing カンニングや盗用

最近、ウェブの世界でも、ネットを利用する上でのエチケット=netiquette(network + etiquette)に加えて、ネット上における倫理を意味する nethics(network+ethics)という単語が作られているほど。巨視的に見れば、現代とは、先行する技術に倫理が追いついていない、そういった過渡期なのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年6月16日 (土)

L5の復習

My hubby and I ... 夫と私は...(p.62)
 エリザベス女王も、My husband and I ... と言うそうです。「○○ and I ...」は厳密なルールで、特殊な場合を除いて I は必ず後ろに置きます。その特殊なケースとは、例えば友達と結託したいたずらがばれて告白する時には「I and my friend ...」と私からまず告白する、と教わったことがあります。
 考えてみると、英語では敬語がない代わりに、相手への呼びかけ(addressing)や、主格における相手と自分の語順(word order)といった形で敬意を表現するんですね。

fill the bill 必要条件を満たす・期待に沿う(p.62)
 韻を踏んできれいな表現です。bill =プログラムを fill する(埋める)というのが元の意味だったことを知って驚き。bill =ビラの語源なんですね。他に「ビラ」を表す単語には flyer/flier がありました。

gab with people 人とおしゃべりする(p.69)
 chat の言い換えでgab を動詞で充てるQuiz でした。以前、ビジ英でgift of gab(スラスラと話せる能力)が出てきました。

 He really has a gift of gab.
 彼は本当に話し上手だ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年6月 3日 (日)

L4の復習

杉田会の復習です。

cure-all  万能薬
 発音はcureに強勢。プリキュアの「こまち」のお姉さん「まどか」が変身するキュアオールという癒し系の新キャラを勝手に作り出し、娘に聞かせた私。
 同意語のpanacea は「パナシア」として日本語の商品にありそうと話していたら、実際、ネットで採用多数が判明。

shut-eye 眠り・うたた寝
 「シャライ」と聞こえるところから、短い単語を聞き取る難しさの話に発展。
 知り合いのフランス人が「アインビーユー」と発音するのでわからなかったという「I envy you.(あなたがうらやましいです)」。envy は名詞と他動詞の両方あることを確認。同意表現は以下の通りで、「~」がうらやましい対象になります。

 ・be/go green with envy
 ・begrudge ~
 ・envy ~
 ・be envious of ~
 ・be in envy of ~
 ・be jealous of ~

checkup 健康診断(physical checkup)
 口語ではphysical (←この場合は名詞)だけでもよいという説明から、以下の単語が気になり確認。

physician 医師(内科医)
・physist ではなくてphysicist 物理学者
 「ist」は学者系の接尾語。physics (物理学)のcまでが語幹。
 だけど [s] が連続なのでやや発音しづらいです。
 似た語尾変化で他にまぎらわしい単語といえば、[si] が連続する以下の2つが思いつきます。
toxic(有毒な)→ toxicity(毒性)
basic(塩基性の)→basicity(塩基性)
 さすがに学問系の単語は、発音のしづらさはおかまいなしといったところでしょうか・笑。つい [si] を1つ省略して発音してしまいそう。ちなみに、cello(チェロ)→cellist (チェロ奏者)は、よくcellorist と間違える人が時々います。テロリストに引きづられるためでしょうか。

 以前にはビジ英でgeneral practitioner(GPと略):一般開業医registerd nurse(RNと略):正看護師なども出てきました。

hit the hay 床につく
 これを聞いた知人は、昔NHKでもやっていた「大草原の小さな家」で、子供が熱を出した時に寝藁に氷を敷き詰めて寝かせたシーンを連想すると言っていました。
 私の場合は、なぜか hit the shelves(売れる)というイディオムを連想・・・商品棚に置かれるやいなや、すぐ買われる様子が hit (~にぶつかる)で表現されているから、という勝手な解釈をした私。ヒット商品はこの表現とどう関係するのか?単純に野球の hit から来ている気もするし・・・といったところで今週の杉田会終了(約30分)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月26日 (土)

ボーンキング vs ウッドビーキング

 今回は「ビジ英」5月号、L3の復習で、昨日の杉田会でも話題になった表現を取り上げました。

toss and turn 寝返りを打つ
 Vignette では結構速く発音されていたため、taciturn(無口な・寡黙な)に聞こえました(笑)。正確に言うと、taciturn の最初の母音は[taes] なのでtossの[tos] とは異なるのですが、その後ろのturn部分はつづりも発音も同じなため空耳になったんですね。

Boys will be boys. 男の子だから仕方がない。
 関連表現として次のようなものがありました。

 ・born king 生まれながらの王様
  さらに強調して、born and bred もありました。
 ex. Parisian born and bred 生粋のパリっ子
 ex. I was born and bred in Tokyo. 私は生まれも育ちも東京です。

 ・would-be king 自称王様・王様志望
 ・would-be buyer (ひやかしではなく)買う気のある人
 ・would-be+「犯人系の単語」 犯罪が未遂に終わった人

 ここで問題です。昔、中央競馬に、「ボーンキング」と「ウッドビーキング」という2頭の馬がいました。果たしてどっちが強かったでしょうか??

 正解は・・・名前の通り、やっぱりボーンキングが断然強かったです(笑)。
 さらに余談ですが、明日の日本ダービーは絶好調の福永ジョッキーの乗るアサクサキングスに注目しています。

an ounce, if not a solid pound, ○○○
 1ポンドは約454gくらい、その1/16が1オンスで約28g なので、「16ではないにしても 1くらいの○○○」という感覚ですね。オンスはボクシングのグローブの重さの単位にも使われていますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)