意外

2008年6月 1日 (日)

unique favorite

少し追記しました(ピンク字)。

久しぶりの意外シリーズの更新です。

favoriteとuniqueの強調形
 これらの形容詞は、もはやそれ自体が最上級とも言えるため、その意味の性質上、比較級・最上級がありません。またveryで修飾することも通常はしないとのことです。uniqueに関しては日本語で「とてもユニーク」とよく言うので、「very unique」と言わないように注意したいです。ところが最近、これらの強調形を目にしました。

absolute favorite 最高にお気に入りの(名詞としてもOK)
absolutely unique まったく類を見ない

こんなのもいけるかもしれません↓
unique favorite 独特のお気に入り

意外といえば、最近、私は背が伸びているようです。多少誤差はあると思いますが、半年ごとに行う会社の健診で、ここ2年で約1cm伸び、現在179.4cmになりました。こうなると身長180cm超えを目標にしたくなるのが人情。さて今後、どうなりますか・・・

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2007年12月26日 (水)

PUN その11(喝采&雷)

今回はちょっと意外?な単語・表現を用いたPUNを作ってみました。

stop the show 喝采を浴びる
 「喝采がすごすぎてショーを中断させてしまうほどだ」という意味です。ショーがつまらなくて中断してしまうわけではないことに注意ですね。「喝采を浴びる人」はshowstopper になります。

A shortstop is usually a showstopper on the baseball field.
野球場ではたいていショートが喝采を浴びるものだ。

日本のメディアは遊撃手を「ショートストッパー」と言っているような気がするのですが、英語ではerをつけない分、文字通りshortstop なんですね(笑)。

sunder 分割する・切断する/(in sunderで)バラバラに
The thunderbolt tore the tree in sunder last Sunday.
この前の日曜日、その木は落雷でバラバラに引き裂かれた。

ほんとはthunderを主語にしたかったのですが、以下の関係式によりthunderboltを採用しました。
*thunder(雷鳴)+lightning(稲妻)=thunderbolt(雷電・落雷)
なお、thunder and lightning は比喩的に「激しい非難・威嚇・悪口」も意味します。

ここで雷に関連する表現を集めてみました。

a bolt from the blue 青天の霹靂
→洋の東西で偶然似た表現でおもしろいのですが、boltは稲妻、霹靂は(突然の)雷鳴なのでイメージが微妙に違います。
as black as thunder ひどく怒って
in thunder 一体(疑問文を強調して)
like thunder ひどく怒って
steal someone's thunder 人の考えや方法を横取りする・人のお株を奪う/人をだます
thunder vi. [at]どなる/vt. ~をどなって言う

以上を踏まえると、初代プリキュアの合体技「プリキュア・マーブルスクリュー」のもとになる「ブラックサンダー&ホワイトサンダー(黒と白の稲妻のこと)」は英語的にはちょっとおかしいことになりますね。

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2007年9月15日 (土)

which is which

今回は、最近ビジ英に出てきた「どっちがどっち?」といったカンジの要注意単語・表現を中心に取り上げてみます。

どっちでも同じ意味になるパターン
could/couldn't care less どうでもいい・かまわない(07.9月,p.14,26)
 もとは否定形の表現でしたが、肯定形の誤用が広まって、結局どちらでも同じ意味になるそうです。いずれもless にアクセント。

a slim chancefat chance わずかなチャンス(7月,p.10,26)
 本来はslim ですが、fat でも反語的に同じ意味になったようです。
ex. Fat chance! 可能性(勝ち目)は薄い!

tie+up/down(ものしり,07-11/2)
 ・be tied up/down 縛りつけられている/身動きがとれない
 ・tie someone up/down 人を縛りつける(upは物理的、downは比喩的)

同じ単語/発音でも意味が変わるパターンcf. bilateral
<人名>
(06.6月,p.36)
チャーリー
 ①Charlie 男性←ウソ(lie)をつくのは男性の方と覚えます(笑)
 ②Charlee 女性
クリス
 ①ChrisChristopher 男性 ex..Chris Peppler 
 ②ChrisChristina, Christine 女性 ex.. Chris Matsushita
ジーン  
 ①Gene 男性 *Eugene (ユージン)の愛称としても
 ②Jean 女性
ジョン/ジョーン
 ①John 男性 [an]
 ②Joan 女性 [oun]
ショーン
 ①Sean 男性 ex.. Sean Connery(ショーン・コネリー)
 ②Shawn 女性

oversight 監視、②見過ごし(07.8月,p.14)
 ①はoversee vt. 監視する、の名詞形で、over に辺りを見渡す感じが出ています。②はsightover して(超えて)しまった、のover
ということで、これら2つがたまたま形が同じ oversight になってしまったようです。「監視」していて「見過ごし」たら大問題ですね~。

意外なパターン
letup 減少・減速(07.8月,p.18,3rd見出語)
「upが入っているのに減少」というのが面白いです。どうやら、このup は「スタミナ切れのup」のようです。
 ・let up (雨/雪が)やむ/(寒暑が)和らぐ/(勢いが)弱まる
 ・let up on ~ ~を寛大に扱う・~にもっと優しくする

 これも似たパターン。
act up 調子が悪い/品行が悪い

runner-up 次点、準優勝、補欠

no nothing 全く何もない(06.12月, Cheetham さんのessay)
 二重否定→強い肯定かと思いきや、noはnothingの否定度を強めてやっぱり否定。ちなみに、never の口語の強調形はnever ever (今までもこれからも絶対~ない)となります。

luck out 《口》 運がいい
 運が尽きた(out)わけではないことに注意。

1文字違いの単語
bovine ウシ亜科(の)/のっそりしたovine 羊(のような)
cf. BSE(= bovine spongiform encephalopathy)牛海綿状脳症
  (いわゆる狂牛病=mad caw disease

語尾に「e」があるかないかだけ違う単語 こちら

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2007年9月 9日 (日)

1周年

 おかげさまで、ブログ開設1周年(the first anniversary)を迎えました。この1年、ご愛読?して下さりありがとうございました。貴重なコメントをたくさんいただけたり、ブログを通じて読者の方とお近づきになれたりと、ブログを始めて本当によかったと思うこの頃です。これからも、「永久の未完成」(by宮沢賢治)をテーマに、(いい意味で)マイペースなブロガーでありたいと思います。今後とも本ブログをよろしくお願いいたします。
 ということで、今回のテーマは「1年」にまつわる語句を集めてみました。

annual 毎年の(=yearly
biannual 「年2回の」⇔ biennial 「2年に1度の、隔年の」
 ann(enn)はラテン語の annus (=year) から来ている接頭辞で、anniversary もしかりですね。それにしても、上の biannual と biennial の2つはややこしい関係です(綴りも微妙に違う!)。「biennial の方が出合う頻度が少ないから、2年に1回」と覚えることにします。次の項ではさらに複雑なことに・・・。

biyearly 年2回の(=biannual)/隔年の(=biennial
 「bi-(=2)+期間」のパターンは一般に、①その期間が2つ分ごとに1回、②その期間内で2回、の2通りの意味があるようです。つまり、contextによって①か②かわからない場合もあり、混乱を招く恐れもありそうです。①の意味では、副詞なら every two weeks などがこなれていますし、「隔~」の意味の形容詞としてはalternate がありました(in alternate years=隔年で)。
 一方、「bi-」のかわりに「semi-(=半分<ラテン語)+期間」とすると、全て「(その期間内で)2回の」の意味になります(semi+ennialは単語が存在しません)。
 調べてみると、あまり聞き慣れないながらも①のみを意味する単語が「週」、「月」、そして「年」にそれぞれあることがわかりました。とくに「年」に関してはトリッキーなので、年(ねん)には念を入れないと、ですね(笑)。

<まとめ>
・----------              ・semidaily(日2回の)
biweekly(隔週の/週2回の)   ・semiweekly(週2回の)
fortnightly(隔週の)
bimonthly(隔月の/月2回の)  ・semimonthly(月2回の)
bimensalbimestrial(隔月の)・----------    
biyearly(隔年の/年2回の)   ・semiyearly(年2回の)
biannual(年2回の)        ・semiannual(年2回の)
biennial(隔年の)         ・----------    

 semi の関連事項として、ギリシア語で「半分」を意味する「hemi-」も時々目にします。
ex. hemicycle 半円(形)・半円形の建物
ex. hemisphere (地球/天/脳の)半球/(活動・知識などの)範囲, 領域

paper wedding 紙婚式(結婚1年目を記念して行う式)
 私事ですが、我が家は10年目の錫婚式(tin wedding)を迎えました。代表的な「○婚式」を以下に挙げます。
 ・bronze wedding 銅婚式(結婚7年目を記念して行う式)
 ・silver wedding 銀婚式(結婚25年目~)
 ・golden wedding 金婚式(結婚50年目~)
 ・diamond wedding ダイヤモンド婚式(結婚60or75年目~)
 →詳細はこちらをどうぞ。

revolution 公転(cf. 自転は rotation
 cf. period of revolution 公転周期

※ブログの移設時になぜかコメントが転送できなかったので以下に記載します。

【コメント】

ブログ一周年おめでとうございます。
いつも興味深く拝読させていただいています。
マーシャ先生の講座でbiweeklyが出てきて2つの意味があることを学びましたが、文脈でどうやって
分かるのか?混乱しそうです。

これからもブログの更新を楽しみにしていますので
宜しくお願いいたします。勉強になります。!

投稿: Hilda | 2007年9月14日 (金) 07時41分


Hilda さん、いつもコメントありがとうございます。お祝いのお言葉もいただき大変恐縮です。
最近、少し、いや、かなり更新ペースが落ちていますがどうぞ気長にお付き合い下さいませ。今後ともよろしくお願いいたします。
やっぱり、biweekly のシリーズ、使いづらいですよね。混乱で思い出したのですが、日付で「4/12」が4月12日なのか12月4日なのかが人(国)によって異なってくるため、ビジネスでは「on April 12」のように、月の名はスペルアウトするようにと、日向清人先生(あ、オフ会的にはNGでしょうか、いろんな意味で・笑)もおっしゃっていました。

日本語でも人によって「第2火曜日」が、その月で2回目の火曜日と、第2週目の火曜日を意味するケースがあったりして混乱します。
とくに約束の場合などには日付関係は要注意ですよね。
それでは、近いうちにお会いできることを楽しみにしております。

投稿: やまちゅう | 2007年9月14日 (金) 12時43分

やまちゅうさん
1周年、おめでとうございます。書き込もう書き込もうと思っているうちに遅くなり、Hildaさんに先を越されてしもた。ぐやぢい! というのはウソですが、いつもスキの無い記事に感動しつつ読ませていただいております。ムダの無いスッキリした内容にやまちゅうさんの性格が垣間見れる気がします。
お会いするのを楽しみにしています!
よろしくお願いします。

投稿: ラジ子 | 2007年9月14日 (金) 13時11分

ラジ子さん、いつもお世話になっています。お祝いのお言葉をありがとうございます。そして、こちらこそ、よろしくお願いいたします。
下手の横好きで続けているこのブログのタイトルも、確か最初は「英語」の文字が入っていませんでした(ラジ子さんのブログ上のリンク先表示もその名残?)。ラジ子さんのブログに強く共鳴するものを感じるようになってから、誘われるように英語ブログを書いています。ラジ子さんには完成度も更新度も全く及びませんが、「英語が好き」という気持ちを大事にして、これからもマイペースで続けていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: やまちゅう | 2007年9月15日 (土) 11時10分

やまちゅうさん
トラックバックありがとうございます。
転勤されてからお忙しそうですが、お元気ですか?暑さと忙しさで英語の勉強もままならないかもしれませんね。なにはともあれ、お体に気をつけて!


ラジ子さん
お心遣い、ありがとうございます。

ブログ更新は滞っていますが、なんとか「実ビジ」とラジ子さんのブログでの復習だけは続けています。コメントが送信できないのですが、コメントの編集はできましたので、取り急ぎこんな形で失礼しました。
P.S.ラジ子さんのブログへの代理カキコもありがとうございました。

【やまちゅう@管理人】

投稿: ラジ子(返信付) | 2008年7月 5日 (土) 20時40分

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2007年4月29日 (日)

語形変化

今回は語形変化を中心に整理してみます。次の事実が意外でした。
proprietary は名詞/形容詞
crucible は名詞
nuts は形容詞
dog-tired の語感

properproprietyproprietary
 properには様々な意味がありますが、その名詞形が意味によって変わってきます。
①礼儀正しい → propriety(礼儀正しさ)
②固有の・独特の →proprietary(所有者)
 *proprietary は形容詞(私有の・独占の)としても使えます。

セロリの名詞形は機敏celery (セロリ)→ celerity (機敏)
 セロリ(celery)の由来は、ギリシャ語セリノン(selinon=パセリ)→伊語セレリ(seleri)→仏語セルリ(celeri)→英語(celery)。なので、celerity とは関係ないですね、たぶん。実際にはセリ科の一品種スモーリッジ(古い英名)が17世紀前半に仏、伊で食用になりセロリになったそうです。

nut (変人、~狂)の形容詞形は nuts (≒crazy)
 名詞に「s」をつけて形容詞にするパターンはちょっと見たことがありません。独語だと名詞と名詞から複合語を作る際、その間にs を挟みますが・・・。「nut」関連の詳細はプリキュア(ナッツ編)で。

crucible の形容詞形はcrucial
 crucible (るつぼ/試練)自体が形容詞っぽい形をしていますが実は名詞。「試練」の意味では crucial (厳しい、致命的な)がその形容詞形と見なすことができます。二語とも「十字架」に関係する単語なのですが、詳細は crux で。

dog-tired へとへとに疲れて(ビジ英4月号p.44)
 忠犬ハチ公など、日本では一般にプラスイメージの「犬」ですが、欧米の比喩表現では、犬=「くたくた」「みじめ」のイメージとして使われる傾向があるようです。まさに、ところ変わればですね。The Beatles の歌「A Hard Day's Night」にも♪「And I've been working like a
dog
」と出てきますが、やはり意味は「くたくたになって働いてる」ですね。ちなみに英語圏でポジティブに熱心に働く動物は、「work like a beaver」のように「ビーバー」ですね。

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2007年4月14日 (土)

意外シリーズ(語句編・その2)

sluggish のイメージ
 この単語の意味は次のうちどちらが正しいでしょうか?
 ①強烈な
 ②ゆっくりした

 正解は②。私は当初この単語のつづりや音感はいまいちピンと来ませんでした。もし、この単語を知らなくて意味をイメージするとしたら①を選ぶ確率が高い気がします。というのも、前半のslugg- はslugger(スラッガー=野球の強打者)を、最後の「ギッシュ」は「エネルギッシュ(←独語)」を連想させるからです。おもしろいことに、sluggish の元の名詞のslug には同じつづりで①なめくじ/のろま②強打(する)③弾丸④偽造硬貨⑤少量の強い酒、と実にさまざまな意味があることがわかります。よって、①の形容詞形がsluggish ということになります。

potpourri 寄せ集め/メドレー/ポプリ(ビジ英3月号p.47,3(a))
 フランス語由来で一番最後にアクセント。何だかスペリング大会に出てきそうな単語ですが、つづりは 「pot(ポット)でpour(注ぐ)+ri (リ)」でなんとか覚えられそうです。日本語の「ポプリ」は花の香りを楽しむものとして定着しているだけに要注意でした。似た意味の単語にcrucible (るつぼ/試練)がありますが、こちらはやや意味が固そうな語感があります。「るつぼ」とは金属をドロドロに溶かすほどの熱をかけられる容器ですが、なるほど「るつぼ」にしてみればそれは「試練」ですね。それで思い出す単語は、ordeal 「(具体的な内容を指して)厳しい試練/試罪法・・・昔、火・毒などの試練を課して傷つかないものを無罪とした裁判方法。って・・・魔女裁判?)。あ、potpourri crucible ordeal と文字通り単語の potpourri (メドレー)になってしまいました。

student はstudy の名詞形
 「生徒」のイメージが強いstudent ですが、これを study(研究)の名詞形 と考えると「研究者」の意味にもなることが理解できます。ex. student of history 歴史研究家 
 同様に、businessbusy の名詞形と考えれば、仕事が「忙しい」のは仕方のないところでしょうか(笑)。

The welcome mat is always out. (ビジ英2006年6月号p.44)
 いつでも歓迎しますよ。
 始めは日本の玄関をイメージして、家の中にあるべき「玄関マット」を外に放り出す=「冷たくあしらう」という意味にとってしまいました。欧米式だと家の外にマットを敷くことになるのでこれでいいんですね。なかなか気の利いた表現です。

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2007年4月 7日 (土)

way

先日、昔のものしり(天願先生)を聞いていたらこんな文章に出会いました。

I talked myself blue in the face trying to convince her, but she refused to see it my way.
 彼女を説得しようと言葉を尽くしたが、頑として聞いてくれなかった。

 この文はちょっとおもしろいと思いました。まず、前半のtalk oneself ~ はちょっと珍しいSVC型で、「しゃべって自分を~にする、~になるまでしゃべる」となり、どうなったかというと、blue in the face =「顔の青ざめた」→「へとへとになった」。そして、後半は直訳すると「彼女はそれ(=説得したかったこと)について私と同じように考えることを拒んだ」。この場合、意味的にmy way は補語ではなく副詞句だと思うのですが、なぜか、in my way のようなin は要らないんですね。よく、in a/one way (ある意味では)と言ったりするので、意外に思って英和辞書を調べてみると次のようなフレーズが載っていました。

see it that way そう思う

I see it a different way.
 私はそれに対して違う見方をしています。

 さらに、昔の「やさビジ」の古~い録音から次の2文を発掘。
They've gone the way of the dinosaurs.
 それらは恐竜の(たどった)道を行ってしまった→それらはもうすたれてしまっている。

Jack is a brilliant salesman, but he can be a handful when things aren't going his way.
 ジャックは優秀なセールスマンだが、彼のやり方が通さないと手に余ることもある。(97-12月p.130)

 最近のビジ英/実ビジではこんな例も。
And I bet you Shuzo's going all the way.
 それに、修三は必ず行くところまで行く(出世階段を上りつめる)と思いますよ。(07-10月p18)

The way I see it, ...(実ビジ08-8月p.)
私が思うには、、、、

 ということで、way 単独なら強意の副詞としておなじみですが、「wayを含む名詞句」もそのまま副詞句にできるようです(名詞・名詞句の副詞的目的格)。

その他、way がらみでおもしろい表現をいくつかご紹介します。

What a way to go! なんという花道!(とあるスポーツ紙)
 引退試合となった日本シリーズで勝利を決めた新庄選手の写真の説明文(caption)です。

Up is a strange way to go down. (東後勝明先生のNHKラジオ「英語会話」より)
 (サンクンガーデン=Sunken Gardenに)降りていくのに上がっていく道なんておかしいよね。
 カナダのバンクーバー島にある有名なサンクンガーデン=「沈んだ庭園」へ向かう途中のジョークで、この文は大昔(20年くらい前?)に聞いてなぜか今も耳に残っている台詞です。

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2007年3月 9日 (金)

意外なシリーズ・英作文編

今回は意外に間違いやすい英作文をとりあげてみました。

私は20代のときにタイに2度行ったことがある。(AERA English 3&4月号)
悪い解答例: I have been to Thai twice in my twenties.

・日本語の「行ったことがある」につられてつい「経験」の現在完了形を使ってしまうとNG。文中に具体的に過去を示す語句がある場合には過去形が原則でした。また、Thai は「タイの/タイ人/タイ語」を表し、国名のタイはThailand というのも意外な事実でした。

良い解答例: I went to Thailand twice in my twenties.


●♪死ぬまで私を 一人にしないと あの人が言った。(「ものしり2006」by天願先生)
悪い解答例: He promised me that he would never leave me alone until I die.

・ピンキーとキラーズの歌「恋の季節」の歌詞の英語訳に挑戦、というコーナーからの出題です。上の解答例だと、なんと「彼は私が死ぬまでしつこくつきまとうと約束した。」になってしまうそうです。これではストーカーですね!「leave me alone の否定形」は人に迷惑がられる行為を表すので要注意です。この場合はalone をとり、さらに、直接的すぎる「until I die」をポジティブな言い回しにすると・・・

良い解答例: He promised me that he would never leave me for the rest of my life.


幸いなことに、両親が家に着く前に部屋を片付けることができた。(『ハートで感じる英文法』/クリス・マクベイ&大西泰斗)
ちょっと妙な解答例: Luckily, I could clean up the mess of my room before my parents got home.

could は「潜在の可能性」を表すので、この英訳だと「やろうと思えばできた」という可能性を示し、「実際にできた」という事実を伝えることにならないのでネイティブには奇異に感じるとのことです。この場合には、was able to ~を使います。could を使うなら、例えば、「He could fix any kind of machines.(彼はどんな機械でも直すことができた。←実際にしたわけではないけれどもやろうと思えばできた)」のように使います。could とwas/were able to do のニュアンスの違いも要注意ですね。

良い解答例: Luckily, I was able to clean up the mess of my room before my parents got home.

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