音楽

2008年4月26日 (土)

楽器(奏者とペグ編)

●基本的に「楽器+-ist」でその楽器の演奏者になります。調べたらオーケストラに入っている楽器はほとんど全てこのパターンでした(例外はトランペット)。
 ex. pianist(発音注意), violinist, oboist(oboe+ist)...

ただし、例外は以下の2つのパターン。
(1)語尾が「-er」ex. trumpeter(トランペット奏者)、drummer(ドラマー)*クラシックの打楽器奏者はpercussionist
(2)「楽器_player」のパターン。とくに楽器名が長いか、-istをつけてもしっくりこないような珍しい楽器。少なくともこの言い方で間違いということはないので、自信のないときはこれでよさそうです。

もし、この他のパターンを知っている方がいらっしゃいましたらご一報下さいませ。

最後に、弦楽器を弾かれる方にはおなじみのpeg(tuning peg)が動詞として使われている例をご紹介します。

peg someone (人の正体)を見破る、(人)を見定める

ペグは弦楽器(ギターやヴァイオリンなど)の上部(ネック)についている糸巻き。開放弦をちょうどよいピッチのところでピタッと固定することから、「見定める」、「見破る」という意味との相関もスムーズな気がします。他に同じ意味の動詞としては、size up (句動詞)、spot ~ があります。後者は、trend spotter(流行に敏感な人)のようにも使われていますね。

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2008年3月14日 (金)

Ubiquitous Maria

今回は、日本人には違和感のある、英語のMariaの発音:[mərí:ə](*第2音節にアクセント)について、さまざまな言語で頻繁に歌われるMaria(ある意味、ubiquitous Maria・笑)を取り上げることで、音楽的に考察をしてみたいと思います。

<動機>「やさビジ」の録音で、杉田先生がアシスタントのMaria del Vecchio さんに“Now, María, ...”と呼びかけている発音を聞いてはっとしたから。

<結果と考察>とくにMariaMaからriにかけての音型とリズムについて注目しました。

クラシック音楽におけるMaria~ラテン語編
(a)モーツァルト Ave Verum Corpus KV.618

Morzartmaria 

四声の賛美歌。冒頭(8小節目)にMariaが出てきます。
・音の長さ Mari
・Ma→ri 上昇音型(主旋律)

(b)シューベルト Ave Maria D.839, Op.52-6
・音の長さ Mari
・Ma→ri 上昇音型

クラシック音楽におけるMaria~ドイツ語編
 ブラームス 「2つの歌」より「聖なる子守唄」 Op.91-2

Brahms

アルト(独唱)の歌曲。冒頭のイントロ部(ビオラorチェロ)のMariaでは珍しく下降しています(注:楽譜はヘ音記号)。
・音の長さ Mari
・Ma→ri 下降音型

現代音楽におけるMaria~スペイン語編
 David Bisbal 「Ave Maria」 
2007年度の「スペイン語講座入門編」のテーマ曲。
・音の長さ Mari
・Ma→ri 上昇音型

①~③から、ラテン語、ドイツ語、スペイン語の歌曲では、以下のことが言えそうです。
Mariaのメロディとリズムについては、
・音の長さは必ずMa≦riとなる
・「音の長さ:Ma<ri」か、「Ma→riが上昇音型」のどちらかを満たす

現代音楽におけるMaria~日本語編
(a) T-BOLAN マリア
(b) 浜田省吾 「我が心のマリア」(注1)

 3つの音節からなる日本語の単語で真ん中の音節に強勢が置かれるのは極めて稀で、それは日本人の歌曲の作曲にも無意識に現れています。例えば、(a)も(b)も「マリア」の「マ」に強勢が置かれています。とくに(b)の歌詞は全て英語ですが、冒頭の「Maria」の旋律は上記①~③とは対照的に、音の長さ:Ma>riで、かつMa→ri が下降音階となっています。

(注1)(超のつく)余談ですが、この曲は私が結婚式の入場時に使わせていただいた思い出の曲です。

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2008年2月26日 (火)

Maria(偉人編)

今回は、オリジナルのRepeat(反復)型セットフレーズとして、20世紀の音楽史に残る2人のMariaにフォーカスしてみました。いろんな意味で彼女達を超える「マリア」さんはちょっと思いつきません。

$callous Callas 冷淡なカラス *発音[kae'lэs] が同一
 世紀の歌姫(divaマリア・カラスMaria Callas, 1923-1977)。孤高の天才ソプラノ歌手は、誰よりも自分に厳しく、冷淡だったのかもしれません、ということで。出だしのスペルもcall- まで一緒(さすがに同じスペルでは名前として変)。今年(2008年)は没後30周年ということで、映画「マリア・カラス 最後の恋」も上映中です。

$alma mater of Alma Mahler アルマ・マーラーの母校/校歌
 作曲家グスタフ・マーラーの妻として知られるアルマ・マーラー(正式にはAlma Maria Mahler, 1879-1964)。彼女を教養と芸術の才に(そして男性遍歴にも?)秀でた女性へと育てた母校(たぶん名門校でしょう)、そしてアルマ自身もまた作曲家であり母校の校歌もついでに作曲、という流れで。ちなみに、ラテン語でalmaは「養育する」、「mater」は母の意味でした。

なお、カラスは完全な同音意義語(homonym)ですが、アルマ・マーラーの方は、ほぼ同音意義語(hobonym←私の造語・笑)です。

<追加情報>
Mariaの発音について:[mərí:ə]のように第2音節がアクセント、に注意ですね。
最近、「やさビジ」の録音で、杉田先生がアシスタントのMaria del Vecchio さんに“Now, Maria...”と呼びかけている発音を聞いてはっとしました。Mariaの発音と歌曲との関係は こちら。なお、Marie も同様に第2音節がアクセント(Maryとの違いに注意)。

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2008年2月16日 (土)

Brahms vs Werther

今回は、最近気になった曲のご紹介です。

Brahms, Piano Quartet in C minor, Op. 60, (1855-1875)
ブラームス ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 作品60

まず驚くのが、この作品の着想から完成までが20年余りという長さ(彼の交響曲第1番とほぼ同じ)。とくに第1楽章の独特の暗さについては、PHILIPSから出ているDUOシリーズのCD(Brahms Complete Piano Quartets, 1996年)に以下のような解説があります。

Brahms began the C minor quartet during the agonizing weeks of Schumann's insanity and final illness, when his own emotions were in turmoil.  To his friend Theodor Billroth he declared that the first movement was only a curiosity, "say, an illustration to the last chapter of the man in the blue jacket and yellow waistcoat." The allusion is to Goethe's Werther, who kills himself out of hopeless love for his best friend's wife.  Clara Schumann herself, unaware of this reference, found the movement lacking in drive; and it is true that the sense of despair and vehemence do not suffice to produce a structure as effective as in the other quartets.

<訳>
ブラームスは何週間にもわたるシューマン(ブラームスの師)の精神異常と死の病の苦しみの中、この四重奏曲ハ短調の作曲を始めたが、この時彼自身の感情も混乱状態にあった。友達のテオドール・ビルロートには、この曲の第一楽章は興味本位であり、「ほら、あの青いジャケットと黄色いチョッキを着た男の最終章を表したもの」だと言明している。この言及は、最良の友の妻への絶望的な愛のために自殺するゲーテのウェルテルのことを指したものである。クララ・シューマン(シューマン夫人)自身はその引用には気づいていなかったが、この楽章に活力がないことは感じていた。事実、その絶望熱情の感覚は彼の他の四重奏曲に見られるような効果的な構造の創出に十分ではない。


ヨハネス・ブラームスのクララへの愛情(注1)はシューマンの死(1856年)を機に突然変化したようです。つまり、ブラームスは(自身も言及している)ウェルテル症候群から立ち直りを見せ、心に重荷(注2)を一生背負いつつも、以後のクララとの友情関係からいくつもの名曲を世に送り出していくのです。ウェルテルと決別したばかりの青年ヨハネスはクララにあててこう書き送っています。

「激情は人間のものではなく、自然界のものです。激情が節度を越えた人間は病人と見なされ、生命と健康を守る薬を与えられるわけです。立派な真の人間は、喜びにあっても、苦しみや悩みにあっても平静なのです。激情はいずれ過ぎ去ってしまうものなのですし、さもなくば追い払ってしまわなければなりません。」(1857年10月)

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注1:同じCD解説書の別の箇所では、romantic devotion(恋愛感情を帯びた献身)、unerfüllten Liebe(かなわぬ愛)とも表現されている。二人が交わしていた書簡から、シューマンの生前にブラームスが「一時的に」クララへの恋愛感情を持っていたことは事実のようである。

注2:ブラームスは生涯独身を通した。クララとの往復書簡は実に800通を超える。しかし、未完成作品の楽譜を後世に残さないよう全て廃棄処分するほど極端な完璧主義者であった彼の性格を考えると、彼とクララとの本当の関係を示す証拠(書簡等)は処分してしまっていたのかもしれない。

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2008年2月 3日 (日)

ネヴィル・マリナー

先日、ネヴィル・マリナー(Neville Marriner, English conductor, 1924-)のインタビュー(N響アワー)を見ました。御年83歳とは思えない、流れるようなBritish English が炸裂してました。

What he talked to me about Brahms was sort of firsthand news from the composer.
 彼がブラームスについて私に語ったことは、言ってみれば作曲者(=ブラームス)直伝の情報だったのです。

ここで彼というのはマリナーの師・ピエール・モントゥー(Pierre Monteux, French conductor, 1875-1964)のことで、モントゥーはブラームス(ピアノ)と室内楽で共演したことがあるという関係。年代を考えるとおそらくモントゥーが20歳前の話と思われます。「firsthand」は単語としては「secondhand」より後で覚えました(笑)。余談ですが、マリナーは「sort of」を多用する傾向があるようです。

今回の来日でマリナーが指揮したのはブラームス交響曲第4番(N響とは28年ぶりの競演)。彼はブラームスの交響曲全般(全4曲)についてこう述べています。

I think, first of all, as a string player, you're very much drawn to the opportunities that Brahms gives you as an instrumentalist.
 まず第一に私が弦楽器奏者として思うことは、ブラームスが(作曲家としてではなく)演奏家として与えてくれる(演奏の)機会にとても強く惹かれるということです。

マリナーはもともとヴァイオリン奏者。「appealing to string players」という表現も使っていました。この辺りはN響主席ビオラ奏者(viólist, ただしマリナーはvióla playerと表現)の佐々木さんも同意見で、ブラームスは弦楽器奏者を強く意識して交響曲を書いていた(とくにビオラには特別こだわりがあった?)ようです。これは私がブラームスが好きな理由の1つ、なのかもしれません。

ブラームスの曲といえば、最近ではドラマ「のだめカンタービレ・ヨーロッパ編」の千秋君がブラ1(ブラームス交響曲第1番)でプロデビューしたり、N響司会の池辺さんがブラームス好き?なおかげで、わりとテレビでも流れています。そういえば、ある輸入CDの解説を読んでいたら、Brahmsian (ブラームス崇拝者?)いう表現が出てきました。よく耳にするWagnerian(ワーグナー崇拝者)に対比させた言い方にも思えます。一方、リスト(Liszt)の場合、Lisztian は「リストの」(形容詞)で、Lisztomania (熱狂的なリスト崇拝者)という単語があります。ふと、TV番組の「あしたまにあーな」もこの造語法と同じ?・・・とか思いました。

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2007年6月27日 (水)

ピアニストと悪魔のヴァイオリニスト

pianist ピアニスト
 最近、アクセントが2通り(第1音節or第2音節)あることに気づきました。きっかけは、Lisaさん(ものしり・07年5月「floor」の回)の発音で見事に第1音節に強勢が置かれていたのを聞いたこと。はじめは、元の名詞= piano が第2音節に強勢なので少し違和感を感じましたが、Chrisさん(ビジ英・06年9月p.24,1st見出し語例文)も第1音節に強勢でした。さらに手元のE-Gate英和辞典には、第1と第2音節が融合して[pja':]となる発音も載っていました。どうやら、pianist は短く一気に発音するのが最近の傾向のようです。

paganism 異教信仰・異教崇拝 *[pei]に強勢
 思わず「悪魔のヴァイオリニスト」ニコロ・パガニーニ(Niccolò Paganini,1782~1840)を連想します。彼の演奏技術は悪魔に魂を売り渡した代償として手に入れたものだ、と噂されるほどの超絶技巧を駆使し、一世を風靡した鬼才です。パガニーニは自分の演奏技術を盗まれるのを極端に恐れていたため、自作の曲の楽譜を出版せず、自分のオーケストラ曲の練習ではオケの団員の前でソロパートを決して弾かず、本番終了後は団員からパート譜を回収する徹底ぶり。彼の演奏に魅せられた観客の心境は異教崇拝の領域に近いものがあったかもしれません。非常に残念なことに、パガニーニの技術は伝承されることなく彼一代で完結してしまいました。参考までに、このパターンで覚えた「-ism」の付く単語にvandalism がありました。

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2006年10月26日 (木)

のだめカンタービレ・その2

 第2話を見ました。だんだんドラマのペースにも慣れてきました。今回のメインはベートーベンのVnソナタ第5番「春」。私めも少し練習したことがありますが、とてもいい曲ですね~。この曲には少しモーツァルトっぽさも感じます。ところで、千秋様は飛行機&船に乗ることに対して異常な恐怖を感じるため、ヴィエラ先生のもとへ海外留学できません!

飛行恐怖症aviatophobia / aviophobia / flying phobia / pteromerhanophobia
 もし会話で使うなら迷わず flying phobia でしょうね。余談ですが、前にカナダ人の方と話していて、fright (恐怖)が flight (飛行)に聞こえてしまい話がこんがらがってしまったことがあります。なら、「飛行の恐怖」は flight fright となり、「l」と「r」の発音練習にもってこいです。あと、avi~ は「鳥→飛行」に関係する語根(例:aviator=飛行士、avian flu=鳥インフルエンザetc.)なので最初の2語はイメージがしやすいかも。

海洋恐怖症thalassophobia 
 乗船に対する恐怖症というのはちょっと見つかりませんでしたので、強いて挙げればこれでしょうか・・・。ギリシア語のthalassa(海)からの派生語のようです。

 そういえば、その昔、ブラームスがケンブリッジ大学からの名誉博士号授与を断った理由の1つが、イギリスへの船旅がとても嫌だったからという話を思い出しました(英語が不得手で嫌だったという説もあります)。

 -phobia 「-恐怖症」はびっくりするくらいたくさん種類がありますが、頻度の高いものは、acrophobia(高所恐怖症)、hydrophobia(水恐怖症)、claustrophobia(閉所恐怖症)あたりでしょうか。最近では、ITなど新しいテクノロジーに嫌悪感・恐怖心を持つことを technophobia と言うそうです。あるいは大きなくくりでneophobia(新しいもの嫌い)でしょうか。形容詞形はいずれも~phobic。反対に「~好き」は「~philia」、その形容詞形は「~philic」。いろいろな恐怖症に興味がおありの方はPhobia Listをご参照下さい。意外な恐怖症が見つかるかもしれません(笑)。

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2006年10月18日 (水)

のだめカンタービレ・その1

 これまで何人かの方に「おもしろい」と紹介されて、結局原作を読まずに今日まできてしまいましたが、ついにっ!月9でドラマがスタート。そして、なぜか!我が家には「のだめ」の記念すべき新連載スタートの第一話が掲載された雑誌「Kiss」が1冊だけ存在します。家内が別の漫画を読みたくて買ったものらしいのですが、私も家内も漫画雑誌を買うことは滅多にないだけに不思議な縁(curious coincidence)です。
 ともあれ、始まりからベートーベンのピアノソナタ・「月光」(第3楽章)や「悲愴」、モーツァルトの「2台のピアノ~」などなど、ストーリーの展開と合わせてクラシック音楽も楽しめて、適度なコメディタッチとシリアスさのバランスが心地よかったです。手元に唯一ある「第一話」を先ほど読んだのですが、ストーリーとキャラ設定がかなり忠実に再現されているように思いました。ただ、ドラマの中で、千秋君ののだめに対する振る舞いに多少行き過ぎ(going too far)を感じたところもありました。例えば、細かい話ですが、千秋君がのだめの「手」を力任せに叩く(slap)シーンなどは、「手が命」のはずのピアノ専攻の音大生(同士)にはちょっとキツいシーンでした。ひょっとして千秋君は原作でもちょっと乱暴なところがあるのでしょうか?(ドラマで単に誇張されていただけならよいのですが・・・)。

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2006年10月 9日 (月)

Lisztomania

 リスト、ワーグナー、ブラームス、彼らの間には結構複雑な関係が存在する。リスト(=ワーグナーの義父)は交響詩、ワーグナーはオペラ音楽とそれぞれ標題音楽を掲げて新境地を開拓していく中、ブラームスは古典派への回帰を貫くスタンス。当然のごとくワーグナーは(キャラも手伝って)ブラームスを激しく攻撃したが、当のブラームスは初めはリストには反発(のちに和解傾向)したものの、ワーグナーの音楽に対しては公に批判したことはなく逆に興味を持っていたようだ。
 さて、リストといえば、いわゆるリストマニア(Lisztomania)と呼ばれる熱狂的な信奉者達に囲まれている大ピアニスト(virtuoso pianist)といった華々しいイメージが先行するが、ヴァイマールに移ってからは教職につくなど、思慮深く、とても聡明な人だったようだ。実際、リストのもとを訪れたのはパトロン(patron)ではなく、芸術家、哲学者、政治家などの面々で、晩年は宗教的関心を深めて(make a religious commitment) いたようだ。
 現在、NHK-TVのスーパーピアノレッスン講師を務めるミシェル・ダルベルト氏は、リストの音楽について、「技術的課題をクリアした上でアーティスティックな表現をしなければならない点で困難を極める(utterly difficult)」と評している。

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2006年9月 4日 (月)

Schubertian

 NHK教育のスーパーピアノレッスンは現在、ロマン派のシューベルトの曲をミシェル・ダルベルト氏(仏・ピアニスト)が指導している。番組タイトルの通り、対象レベルはとんでもなく高い。が、貴重なのは一流の演奏家が曲やその作曲者とどう向き合っているかを語るシーンが(吹き替えなしで)見られること。ダルベルト氏によると、シューベルトはたぶんmasochist(マゾヒスト;発音は-kist)で、彼の音楽はintrovert(内向的)であるが、曲に投影された彼自身の the most intimate feeling(心の最も奥に秘めた感情)は、いつしか曲を聴く人の感情に置き換わっていくのだそうだ。う~む、深い。
 個人的にはブラームスのピアノ曲もぜひ特集してほしいところだが、そうなると教育番組としてはちょっと行き過ぎかも(笑)。

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