スポーツ

2008年12月28日 (日)

アーセナル

アーセナルと聞くと、まず連想するのが英国のサッカーチーム名「Arsenal」。arsenal貯蔵武器(庫)・在庫ですが、その昔、砲兵工場のチームとして発足したのがその名の由来だそうです。もう1つ連想するのは毒物として悪名高いarsenic(ヒ素)です。
これらは2つとも形容詞っぽい語尾をした名詞(arsenicは形容詞もあり)ですが、arsenという語幹があるわけではないようです。ということで、今日の一句。

arsenic arsenal ヒ素の在庫

日常ではまず使うことはない表現ですが、自作Rhymeの頭韻型ということで。

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2007年8月 4日 (土)

ボクシング

ビジ英L9のWord Watching でボクシング用語由来の「pull no punches(手心を加えない)」が解説されていました。これは、ボクシングの、pull one's punches パンチを引っ込める→手加減をする、の反対の表現で、現在では否定形が主流とのことです。
 また、4/21のビジ英、最初の見出し語「duke it out」は、2006年の6月の放送でクリスさんが「throw in the towel(降参する)」の解説時にボクシングつながりで紹介していました。
 このように、ボクシング用語から一般化した表現も意外に多いようです。以下、ボクシングに由来or関連する語句・表現を、ビジ英を中心にまとめてみました(括弧内はビジ英テキストのページ数)。

・be all over but the shouting 勝負あった
 *勝負の決着はついて歓声だけが残っているところから。but は「~を除いて」の意味の前置詞。
chuck/throw/toss in the towel/sponge (主語が)降参する<セコンドがタオルを投入して試合放棄する(2006年6月号p.48,53)
clinch ~を制する/勝利を収める/クリンチする(2006年6月号p.72)
down and out ノックアウトされて/窮乏して(Lisa先生ものしり)
duke it out とことんやり合う(<殴り合って決着をつける)(2007年4月号p.44,1st見出し語).
force/push/throw ~ out of the ring ~を競争圏外に追い出す
(straight) from the shoulder 単刀直入に *肩からすばやくストレートパンチを打つところから
hit/strike below the belt 反則をする(ベルトから下を打つのはルール違反)
(be) in the ring for ~ ~の競技に出ている
mouthpiece マウスピース/スポークスパーソン(2006年12月号p.18)
pull no punches 手心を加えない・手加減しない(2007年7月号p.53)
put one's dukes up 戦う準備をする
put someone down for the count (人)を打ちのめす
ringside seat 最前列席
・be saved by the bell 土壇場で救われて(bell=ラウンド終了時のゴング)
take off the gloves 本気で取り組む (<グローブを外して素手で殴る)
take ~ on the chin (冷静に受け止める/じっと耐え忍ぶ<アゴにパンチをもらう)
throw/toss one's hat in the ring (for~)(選挙/競争に)立候補する/名乗りを上げる(昔の賞金ボクシングの出場申込法から) *1912年、T. Roosevelt が使ったのが最初とされる(イデ由)。

boxing は「箱の材料、箱状のもの、箱詰め作業」の意味もあるので、boxing ring (ボクシングリング)は「箱状の輪」でちょっとしたoxymoron ですね。一方、相撲の土俵は文字通り、sumo ring でOKです。また、Boxing Day (ボクシングデー)と言えばクリスマス後の12/26(この日が日曜の場合は12/27)に郵便配達人/使用人など日頃サービスを提供してくれている人たちに箱に入れたギフト(Christmas box)を贈る日ですね。ボクシングをする日、ではありません(笑)。

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2007年5月23日 (水)

サブスリー

sub-3.00 ERA 防御率3.00未満
 野球の投手の成績を示す指標の1つに防御率(ERA = earned run average)=一試合(9回)平均の自責点 があります。

 ・ERA over 3.00 防御率3点台
 ・3.00 ERA 防御率 3.00
 ・sub-3.00 ERA 防御率3点未満

 そういえば今月のビジ英(p.10,26)で、米の高校・大学の成績の平均点 GPA(= grade point average)が出てきました。A=4、B=3...として平均値を出したもので、GPA 4.0 ならオールAということになります。
 また、sub-3.00 ERA はsub-を前置詞的に使っているところが珍しいと思ったのですが、マラソン界では完走時間について「サブスリー(=2時間台)達成!」のように言うそうです。ひょっとしたら、「sub-~」はサッカーの出場年齢制限を表すU22 (アンダー~)などに対抗した言い方なのかもしれません(笑)。でも、調べてみると、sub はもともとラテン語で前置詞のunder に相当する言葉だったようです。関連表現に次のようなイディオムがありました。

 

sub judice  係争中で・審理中で
 発音はサブジューディスィーと難解。裁判関連かつ少し似た発音で思い出されるのが、hung jury「評決不能」(ビジ英'06.10月号p.40)。Wu さんの独特の発音も印象深かった表現です。

sub rosa  ひそかに・内密に
 *「バラの下で」ということですが、古代ではバラ=秘密の象徴だったようです。普通に「under the rose」も可です。同じ意味で、ビジ英では「on the QT」が出てきました。

 

なお、ラテン語由来の表記については、他の外来語と同様、基本的にはイタリックですね。ただし、かなりポピュラーで英語化しているものは正体で書くこともあります。

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2007年5月 2日 (水)

falter

偶然にも先週の「ものしり」で、falter が馬越先生と天願先生に相次いで取り上げられました。

falter よろめく・つまずく/ためらう・ひるむ/低迷する
<4/25,26、馬越先生>
At Skate America in October, Asada led after the short program, then faltered on a number of jumps in the free skate with one of the worst performances of her career.
 10月のスケートアメリカで浅田(真央)はショートプログラムでトップに立ったが、フリーのいくつかのジャンプでつまずき、過去最も悪い成績に終わった。
<4/27,28、天願先生>
The economy has begun to falter, and that means we'll have to revise our plans in order to stay afloat.
 景気が悪化し始めたので、破産しないように我々の計画は修正しなければならないだろう。

●フィギュアスケート関連の新聞記事に出てきた語句
call it quits/a day コンビを解散する
claim (賞を)獲る ex. Asada claims NHK trophy.
have/take a commanding lead over ~ ~に圧倒的な差をつける
in/within strinking distance 僅差で(<殴れる範囲内で)
sweep the podium 表彰台を独占する
clean sweep (of the medals) (メダルを)独占すること
national champion 国内チャンピオン(日本なら全日本チャンピオン)
 なお、Web 上でのフィギュアスケート関連の記事は、IFS Forum が読みやすかったです。

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2007年2月24日 (土)

ベースボール(その2)

塁=ベース(base)関連を3つほど。

have the bases covered 抜かりなく手配する(2005, ビジ英4月号p.18,2nd見出し語)
 例えば、一塁線のゴロをファーストが前進してきて取った場合、がら空きの一塁にピッチャーが走って行ってベースカバーに入る、という風に日本語でも言いますね。各塁(bases)がしっかり野手でカバーされている状態(covered)にする=万全の体勢にする、となります。ベースカバーが不完全だと走者をアウトにできません。

touch base with someone (人)と連絡をとる
 余談ですが、子供の頃、よく「タッチベース」という野球もどきの遊びをやった記憶があります。確かドッジボールを投げて足で蹴る遊びだったような・・・あれは日本のオリジナルの遊びなんでしょうか。

can't get to [reach] first base 全然うまくいかない
 「1塁にも行けない」ことから。

 その他、off base 関連表現がラジ子さんのブログでフォーカスされています。

続いて、バット(bat)関連を3つほど。

bat a thousand 完璧な結果を出す(イデ由No.770)
 a thousand は野球の打率(batting average)で1.000(10割)のこと。つまり「10割を打つ」という意味。例えば、3割なら0.300 と書き、three hundred と読む。

go to bat for ~ ~のためにひと肌脱ぐ(イデ由No.38)
 pinch-hit (代打に出る)を、昔はこう言ったことから。

right off the bat すぐに/最初から
 2回目の登場なので、今度はpun で攻めてみます。結構自信作です(笑)。さあ、リズムに乗って行きますよ~(圭南先生風)。
Write off the bad loan right off the bat.
 
ただちにその不良債権を償却せよ。

play hardball 強気の態度をとる/手厳しい態度をとる
 前回のベースボール編でHilda さんにご紹介いただいた表現です。文字通り、「硬球でプレーする」にもなりますが、hardball は名詞(真剣勝負)、形容詞(真剣勝負の)、そして自動詞(play hardball と同じ意味)もあるんですね。どことなく、drive a hard bargain「自分に有利に取引を進める/うんと値切る」(ビジ英'06.12月号,p.24)にも音が似ています。

sub-3.00 ERA 防御率3.00未満
 投手の成績を示す指標の1つに防御率(ERA=Earned Run Average)=一試合(9回)平均の自責点 があります。sub-を前置詞的に使って3.00点未満とした表現ですが、マラソン界では完走時間を「サブスリー(2時間台)」のように言うそうです。サッカーの出場年齢制限を表すU22 に対抗した言い方でしょうか(笑)。ちなみに、もともとsubはラテン語で前置詞のunder に相当する言葉だったようです。関連表現を挙げてみます。
sub rosa ひそかに・内密に
 *「バラの下で」ということですが、古代ではバラ=秘密の象徴だったようです。

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2007年1月24日 (水)

ベースボール(その1)

私はとくに野球ファンというわけではありませんが、さすがは米国の国技(America's national sport)だけあって野球用語から生まれた英語表現は数多くあるようです。

be caught off base 不意をつかれる(ビジ英1月号,p.44, 53)
「off base=ベースから離れて」という状態で捕まる、例えば、塁上のランナーが不意をつかれて投手の牽制球で刺された(アウトになった)ようなイメージです。「~の状態でつかまる」といえば、be caught red-handed(手が血に染まった状態で捕まる→現行犯で捕まる)という生々しい表現もありました。

right off the bat すぐに/最初から
バッターの振ったbat=バットにボールが当たり、すぐさまバットから弾きとんでいく様子です。ミートした直後のボールのリアクションの速さに焦点を当てれば「すぐに」になり、ミートした時点を時間の起点と考えれば「まさに最初から(≒from the very beginning)」になります。

ballpark figure 概算値(2005, 4月号ビジ英p.18)
過去10年でビジ英に何度か登場してました。その由来は、ballpark=野球場の大きさはある一定の範囲には収まるけれども正確なサイズは球場によってまちまちである(イディオム由来辞典/三省堂)ことから、「アバウトな数字」という意味になるそうです。 ex. in the ballpark おおよその範囲で、想定内で

it's a whole new ball game まったく新しい[別の]状況である

他にもまだまだたくさんありそうです。思いついたら、適宜(accordingly)、追記ということで。

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