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2024年4月 1日 (月)

競走馬名の由来 (2024.3.24~31)

3/24(日)から31(日)にかけて、国内では春のGI開幕戦の高松宮記念と大阪杯が、ドバイではワールドカップを含むGI4戦が行われたこの一週間も、語学学習と競馬観戦のコラボ企画(主旨:言語学的に気になる競走馬名の由来を調べながらその馬を応援)の10回目をやっていきたいと思います。今回もJRAのHPにお世話になります。

3/24 中京11R高松宮記念(GI)ソーダズリング (So Dazzling):とても眩しい。
⇒-ingで終わる形容詞を副詞のsoで強めるパターンは社台RHの所有馬でときどき見かけます。昔、ほぼ同じ意味のソーグリッタリング (So Glittering: とてもきらびやかに輝く)やソーアメージング (So Amazing: 驚くほど素晴らしい)という馬もいました。さて、ソーダズリングは今回が
初のスプリント戦。結果は追走一杯の14着。次走のビクトリアマイル(GI)あたり?でのリベンジを期待しますが、府中のマイルは少し長い印象。

3/31 阪神11R大阪杯(GI)キラーアビリティ (Killer Ability):素晴らしい能力、才能。母名(キラーグレイシス)、一族名より連想。
⇒「killer」は米語の俗語 で「すごい(もの)」という訳語がピッタリの反語的な形容詞(名詞)です。というのも、日本語の「すごい」も古くは「恐ろしい」というネガティブな意味があった口語なので。そういえば、Queenの有名な楽曲「Killer Queen」では(人を悩殺するような)魅力的なという意味でした。恐怖から畏敬や魅力へと意味が変化した例は、ほかにも副詞の「awfully (すごく)」などがあります。さて、結果の方は残念な
15着(ブービー)。

さて、口語に多くみられる反語的用法は、近年進歩が著しいAI翻訳にとってなかなか厄介だと翻訳ソフトメーカーの営業の方に聞いたことがあります。何せ誤訳すると正解の真逆の意味になるので致命傷になりかねません。また、コンテクストを含むインプットデータが膨大になればなるほど、AIは良くも悪くも平均化されていき、専門的な分野への実用的な応用からは遠ざかるといった矛盾も生じます。広く浅くのゼネラリストを目指すならAIの活用が有効ですが、スペシャリストにとっては専門辞書と翻訳データの蓄積と利用に頼る日々がしばらく続きそうです。

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