Vodka & T M Precure
先週と今週の「ニュースで英会話」は英字新聞の特集でした。中でも、「見出し」はだじゃれ、比喩などユーモアたっぷりで読むだけで楽しいものです。例えば、競馬記事では以下のような感じです。
●Hanshin Juvenile Fillies (G1)
― Vodka Toast of Her Class (Racing News, JRA, 2006.12.03)
「阪神ジュベナイルF(GI) ― 話題のウオッカが祝杯」
ウオッカ(Vodka)が2歳牝馬世代(her class)の頂点を決めるGIレース(阪神ジュベナイルF)を制した時の記事の見出しです。Vodkaはお酒の名前でもあることから、toastに「評判の人(馬)」と勝利の「祝杯」をかけています。ウオッカはこの後も日本ダービー(牝馬では64年ぶり)、JCを含むGI計7勝を上げ、2008、2009年のJRA年度代表馬にまで成長。現在も活躍中です。
●Nikkei Shinshun Hai (G2)
―T M Precure Procures the First Cup in 3 Years!
「日経新春杯(GII) ― テイエムプリキュアが苦節3年越しの勝利!」
(自作, 2009.01.18)
テイエムプリキュア(馬主の冠号TM+漫画のプリキュア)はウオッカの1つ先輩の2歳女王。つまりウオッカの制した阪神JFの前年の同レース(2005.12.04)を勝ったのですが、その後、ウオッカとは対照的に約3年間未勝利。そして去る2009年1月、雨中の「引退レース」を見事に逃げ切り勝ち。ここでは、T M Precureとprocure(苦労して獲得する)のだじゃれで見出しを作ってみました。なお、同馬はこの復活Vにより引退を撤回し現役続行が決定。さすがは土壇場に強い「プリキュア」です。
余談ですが、ウオッカはちょうど明日(5/17)のビクトリアマイル(GI)に出走しGI5勝目に挑みます。果たして今回はレース後の記事にどんな見出しが踊るのか、今から楽しみです。
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