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2008年11月15日 (土)

名は体を表す

単語がもつ意味や構造を、その単語自体が表している例を集めてみました。

mondegreen 聞き間違い(空耳アワーの空耳はこれですね)
 この単語自体が“laid him on the green”→“Lady Mondegreen”の「聞き間違い」。
 なお、Wikiに次のような説明があります。
 A mondegreen is the mishearing or misinterpretation of a phrase, typically a standardized phrase such as a line in a poem or lyric in a song, due to near homophony. It should not be confused with Soramimis, which are songs that produce different meanings to those originally intended, when interpretated in another language.

「聞き違いと空耳を混同しないように」まではよいのですが、その空耳の説明(下線部)がなぜか完全に「空耳アワーの空耳」になってしまっています。空耳の定義は「実際にはない音声が聞こえたように思うこと」のはずですが・・・。

oxymoron 撞着語(法)
 oxy+moron=ギリシア語の「鋭さ+鈍さ」≒「鋭い鈍感」に由来し、この単語自体が「撞着語」。その意味は、いわゆる「鈍感力」のようなものでしょうか。そういえば、撞着とほぼ同義の「矛盾」も故事成語の意味を端的に表していますね。

reduplication 反復(語)
 re-(繰り返す/強意)+duplication(重複)で、この単語自体が「反復語」。一般に、単純な音の繰り返しを含む語を指します。[例: hush-hush 秘密(の)/vt. もみ消す、goody-goody 殊勝げな] 音節数の同じ場合の頭脚両韻型もこれに含めてもよいかもしれません。
関連語にはtautology(類語反復)pleonasm(冗語)があります。以上をまとめて言い表すとしたら、クリスさん(実ビジ)が解説でよく使うredundantの名詞形redundancyが一般的でしょうか。おっと、このredundancyはリダンダンスィでダンの発音が「重複」してます。ともあれ、反復表現は実ビジの十八番、語彙習得にはもってこいの逸材です。詳細はそのうち記事にまとめてみたいと思います。

RAS syndrome(=Redundant Acronym Syndrome syndrome)
 HIV virus、ATM machine、LAN networkなどのように、頭文字語あるいは頭字語の一部が重複してしまっている表現で、この単語自体が「RAS syndrome」。tautologyの一種。

I before E, except after C, and “weird” is just weird.
 Cの後を除いてIはEの前、そしてweirdはやっぱり変。

 前半はスペルの規則を覚える有名な呪文(mnemonic rhyme)ですが、このextended型として weirdのスペルは単語自身の意味の通り例外(ei)だという意味です。

discord n. 不協和音,vi. 一致しない
 接頭辞「dis-」は一般的に強勢が置かれないですが、このdiscord は「dis-」にアクセントがあります。このため、通例と一致せず、単語全体の発音が何となく不協和音的に響く単語です。なお、動詞の場合は強勢が後にずれること(discórd)もあるようです。

逆に、名が体を表していない単語やフレーズはこちらをどうぞ。

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