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2008年2月 3日 (日)

ネヴィル・マリナー

先日、ネヴィル・マリナー(Neville Marriner, English conductor, 1924-)のインタビュー(N響アワー)を見ました。御年83歳とは思えない、流れるようなBritish English が炸裂してました。

What he talked to me about Brahms was sort of firsthand news from the composer.
 彼がブラームスについて私に語ったことは、言ってみれば作曲者(=ブラームス)直伝の情報だったのです。

ここで彼というのはマリナーの師・ピエール・モントゥー(Pierre Monteux, French conductor, 1875-1964)のことで、モントゥーはブラームス(ピアノ)と室内楽で共演したことがあるという関係。年代を考えるとおそらくモントゥーが20歳前の話と思われます。「firsthand」は単語としては「secondhand」より後で覚えました(笑)。余談ですが、マリナーは「sort of」を多用する傾向があるようです。

今回の来日でマリナーが指揮したのはブラームス交響曲第4番(N響とは28年ぶりの競演)。彼はブラームスの交響曲全般(全4曲)についてこう述べています。

I think, first of all, as a string player, you're very much drawn to the opportunities that Brahms gives you as an instrumentalist.
 まず第一に私が弦楽器奏者として思うことは、ブラームスが(作曲家としてではなく)演奏家として与えてくれる(演奏の)機会にとても強く惹かれるということです。

マリナーはもともとヴァイオリン奏者。「appealing to string players」という表現も使っていました。この辺りはN響主席ビオラ奏者(viólist, ただしマリナーはvióla playerと表現)の佐々木さんも同意見で、ブラームスは弦楽器奏者を強く意識して交響曲を書いていた(とくにビオラには特別こだわりがあった?)ようです。これは私がブラームスが好きな理由の1つ、なのかもしれません。

ブラームスの曲といえば、最近ではドラマ「のだめカンタービレ・ヨーロッパ編」の千秋君がブラ1(ブラームス交響曲第1番)でプロデビューしたり、N響司会の池辺さんがブラームス好き?なおかげで、わりとテレビでも流れています。そういえば、ある輸入CDの解説を読んでいたら、Brahmsian (ブラームス崇拝者?)いう表現が出てきました。よく耳にするWagnerian(ワーグナー崇拝者)に対比させた言い方にも思えます。一方、リスト(Liszt)の場合、Lisztian は「リストの」(形容詞)で、Lisztomania (熱狂的なリスト崇拝者)という単語があります。ふと、TV番組の「あしたまにあーな」もこの造語法と同じ?・・・とか思いました。

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