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2008年2月17日 (日)

1文字違いの単語

今日は「東京マラソン」が行われました。選手の皆様、そしてボランティア支援、関係者の皆様、準備から今日までの間、本当にお疲れ様でした。私はテレビで応援していただけですが、あんなに大きな声援の中で、いつか走ってみたいという憧れを抱きました。

さて、以前、1文字違いの単語として、bovine(&ovine)を紹介しましたが、今回は1文字を入れ替えただけの単語の組み合わせに限定してまとめてみました。

Anglophobia(英国嫌い)&angrophobia(立腹恐怖症)
 「l」と「r」の違いだけ、というパターンは実に多いです。前者は英国や英国の文化に強く嫌悪感をもつこと、後者は怒り(自分が怒ることも含めて)に対してトラウマがある、ということでしょうか。いずれもThe Phobia Listに載っていました。なお、後者の「angry」と「phobia」の連結に「o」が使われる(yは欠落)のは英語の複合語形成では一般的だそうです。
 ex. blog+o+sphere=blogosphere(ブログ界)
これは、例えばドイツ語における「s」や「n」と同じ感覚でしょうか。
 ex. Bunde+s+Republik=Bundesrepublik(連邦共和国)
なお、ドイツ語の場合、接着文字として「s」と「n」のどちらを使うかは言い易さなどで決まるためはっきりした規則はないそうです(NHKラジオ・ドイツ語アンコール08上期)。

ingenuous(純真な・率直な)&ingenious(巧みな・独創的な)
 前者は、その中にgenuine(本物の/誠実な) が見えれば何とかなるかもしれません。後者は、「in」を否定と考えて「genius(天才)ではない」とすると逆の意味になってしまう偽否定(false negative)なので要注意ですね。このin のニュアンスは「天賦の才を内にもつ」ということのようです。さらに名詞形はそれぞれ、ingenuousness(率直さ・無邪気さ)、ingenuity(発明の才/巧妙な装置)となるのでかなりややこしいです。

allusion(言及・ほのめかし)&illusion(幻覚)
 両者は全く異なる単語ということで、allusion に出会ったとき、illusion に見えてしまうのは文字通りillusion(笑)。allusion はmetaphor(隠喩)のややくだけた言い方で、その意味での反対語はsimile(直喩)ですね。

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コメント

Anglophobiaと言えば、逆にAnglomaniaというブランドを知っていますよ '(外国人が)英国かぶれ'という意味だそうで
完全に外国人(日本人?)をターゲットにしたブランドなんですねww
純粋に'親英派の人'というには、Anglophilia/Anglophileを使うんですね。

Angloっていう言葉は、Anglo-Saxonからきてるんでしょうかねぇ^^ 接頭語として、色々、組み合わせる事もできるみたいですね

面白いところでは、
anglophone (英語が第一言語の人)
Anglosphere (英語圏のうち、自由や権利を保障する英米の基本法を支持し、同様の価値観や文化を形成している国々)
Anglo-Egyptian (英国支配下にあったエジプトの)
Anglo-Japanese (英語が起源の日本語)
などがありましたよ

投稿: MAMI | 2008年3月20日 (木) 11時21分

MAMIさん、「anglo」情報ありがとうございます。
Angle(アングル人)に由来する接頭語「anglo-」はおそらくangle+o(語の接着のためのo)→angloにつづまった形なんでしょうね。Angle(アングル人)+land(国)から訛ってEngland になったというのを大杉先生から習いました。

投稿: やまちゅう | 2008年3月21日 (金) 00時15分

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