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2007年12月

2007年12月28日 (金)

Deep River

先週(12/24,25)の大杉先生の「ものしり」では、gospel music を特集していました。このgospel music の原点とされる黒人霊歌(negro spirituals)は、私が最近興味を持っている音楽の1つです。

Deep  River               ―Negro Spiritual

Deep river, my home is over Jordan,
Deep river, Lord, I want to cross
over into campground.


Oh don't you
want to go to that gospel feast,
that promised land where all is peace?

Oh deep river, Lord, I want to cross
over into campground.


my home ユダヤ人の故郷カナンの地(Canaan)=Palestine
campground 集いの地
Lord 主、神
 *gospel songでは、このLordのほか、King(王)、Savior(救世主)なども頻出し、これらはしばしばキリストを指すそうです(by大杉先生)。
gospel feast 祝福の宴

さて、今年も残すところあとわずかとなりました。私のブログの更新ペースを考えると、おそらくこれが年内最後の更新となりそうです。読者の皆様におかれましては、貴重なご意見や励ましのお言葉、大変ありがとうございました。とくに今年はオフでの展開もあり、ますますブログのありがたさがわかってきた今日この頃です。

来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

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2007年12月26日 (水)

PUN その11(喝采&雷)

今回はちょっと意外?な単語・表現を用いたPUNを作ってみました。

stop the show 喝采を浴びる
 「喝采がすごすぎてショーを中断させてしまうほどだ」という意味です。ショーがつまらなくて中断してしまうわけではないことに注意ですね。「喝采を浴びる人」はshowstopper になります。

A shortstop is usually a showstopper on the baseball field.
野球場ではたいていショートが喝采を浴びるものだ。

日本のメディアは遊撃手を「ショートストッパー」と言っているような気がするのですが、英語ではerをつけない分、文字通りshortstop なんですね(笑)。

sunder 分割する・切断する/(in sunderで)バラバラに
The thunderbolt tore the tree in sunder last Sunday.
この前の日曜日、その木は落雷でバラバラに引き裂かれた。

ほんとはthunderを主語にしたかったのですが、以下の関係式によりthunderboltを採用しました。
*thunder(雷鳴)+lightning(稲妻)=thunderbolt(雷電・落雷)
なお、thunder and lightning は比喩的に「激しい非難・威嚇・悪口」も意味します。

ここで雷に関連する表現を集めてみました。

a bolt from the blue 青天の霹靂
→洋の東西で偶然似た表現でおもしろいのですが、boltは稲妻、霹靂は(突然の)雷鳴なのでイメージが微妙に違います。
as black as thunder ひどく怒って
in thunder 一体(疑問文を強調して)
like thunder ひどく怒って
steal someone's thunder 人の考えや方法を横取りする・人のお株を奪う/人をだます
thunder vi. [at]どなる/vt. ~をどなって言う

以上を踏まえると、初代プリキュアの合体技「プリキュア・マーブルスクリュー」のもとになる「ブラックサンダー&ホワイトサンダー(黒と白の稲妻のこと)」は英語的にはちょっとおかしいことになりますね。

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2007年12月23日 (日)

3M

今回は化学から学ぶ英単語として、Mで始まる単語を3つ取り上げます。

manganese マンガン(陽イオン)
mangan(マンガン)→manganese(マンガン陽イオン)で、これはJapan→Japaneseの変化を連想させます。一般的な形容詞形はmanganous
manganese battery マンガン乾電池
manganese bromide 臭化マンガン
関連情報として、最近のマーシャ先生の「ものしり」では、ダリルさんが、ASAPやFYIなどの略語(いわゆるNetspeak)を記者仲間同士で「cable→cablese(ケーブル語)」と呼んでいたと紹介していました。

methylate メチル化する
化合物中にCH3で表される置換基(methyl group)を化合物に導入することを指します。「NaOMe(ナトリウムメトキシド)」を慣用的に「methylate(メチラート)」と言ったりします。なお、一般に名詞の語尾の-ate は職を表すそうです。
secretáriate 事務局/書記・秘書(の職)
the United Nations Secretariat 国連事務局
ちなみに、コンビナートはロシア語(kombinat)から。

mosaic gold 硫化第二スズ(化学式:SnS2
正式名称はtin(IV) sulfide(またはstannic sulfide)。名の由来については、この結晶が金色で、おそらくモザイク状なところからだと思います。mosaicはいわゆる「モザイク(の)」ですが発音は[mouze'iik] 。偶然にも?出エジプト記(the Exdous)で有名な「モーセ(Moses)の律法」はMosaic lawで、mosaicと発音・綴り(Mは大文字)が同じです。

※補足:スズ(tin)は2価と4価があり、形容詞形がそれぞれstannous(第一スズの)とstannic(第二スズの)で異なります。

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2007年12月19日 (水)

PUN その10(受難のアスリート)

ついに、PUNシリーズも10回目を迎えました!

今回は反復型の押韻表現を用いた、いわゆるかぶさり型・おぶさり型を織り交ぜた変則バージョンです。

『とある、まっすぐに伸びた海峡で、その端から端までを泳ぎ切るという過酷なサバイバルレースが開催されました。しかしあまりにも過酷なため、腕や足に関節炎を発症して途中棄権するアスリート達が続出。それを想定してか、開催側の救急体制は万全で、緊急治療用の抗炎症剤入りアンプル十分用意しているとのことでした。』

Rhyming Phrases

straight strait [stréit stréit] まっすぐな海峡
 完全な同音異義語(homonym)の組み合わせなので文句なしの反復型かぶさり型)です。straitは《英》では複数、《米》では単数で使用。channel より狭い海峡を指すようです。くねくね曲がった海峡(winding strait)でもストレート(straight)・笑。
 ex. the Straits of Dover ドーバー海峡
 ex. the Tsugaru Straits 津軽海峡
 
be in great/tight straits 窮地にある 
strait adj. 「窮屈な」「(規則などが)厳格な」

athletes' arthritis [a'eѲli:ts a:rѲráitis] 運動選手達の関節炎
 発音がちょっとタフなおぶさり型ですね。お互いの単語がここまで似ていると反復型に分類してよいと思います。余談ですがスポーツ選手にとって関節は命。なかでも、丈夫な股関節(coxa)は老後の健康維持にも欠かせないんだとか。なお、arthritis-tisは「~炎」を意味する接尾辞ですね。

ample ampules [aempl a'emp(j)u:lz] 十分なアンプル
 これは頭脚両韻型おぶさり型に分類しました。どちらも頭のa にアクセント。形容詞ample はtimeなどの不可算名詞も修飾することができます。一方、「アンプル」は仏語由来の単語で、ampoule というつづりもあります。
↓「十分なアンプル」を絵にするとこんなイメージでしょうか・笑。Ampoule 
 

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2007年12月15日 (土)

あさみとトム(Chris編)

とある日の夜、あさみは一人残業を終えて帰るところ、トムのデスクのすぐ脇のゴミ箱に小さな紙切れが捨てられているのが目にとまりました。何となく胸騒ぎのしたあさみは、その紙を拾い、そこに書かれたメモを読んで愕然としました。

“Give me a small fortune.” Chris

あさみの理解はこうでした。『「少しお金をちょうだい ― クリス」って・・・何なのよ。なんかよくわかんないけど、とにかくトムには訳ありの女友達がいる・・・』。
あさみの勤める商社は外資。当然、社内に外国人も多く、クリスといっても、秘書課のクリス(クリスチーヌ)なのか、総務課のクリス(クリスチーナ)なのか・・・あるいは単にお互いだけがわかるニックネームなのか・・・あさみは悶々としながら帰宅の途についたのでした。

a small fortune 大金・一財産(ビジ英07.12月号,p.14,26)
 fortune(財産)自体が大金のため、smallがついてもやっぱり大金。

 Dressing well doesn't have to cost a small fortune.
 身なりをきちんとするのに必ずしも大金がかかるわけではない。

 さて、あさみは帰宅後、同居している姉に今日見たメモのことについて聞いてみることにしました。あさみの姉クリスは冷静沈着、英語も堪能でいつも頼りになりますが、トムのことを話すのはこれが初めてでした。クリスが解説します。
「そのメモは、直訳すれば『大金をよこせ ― クリス』なのよ。本当だとしたら、尋常じゃないわね。でも会社内でメモに書くようなことかしら?このa samll fortune は他の何か別のものを指しているような気がするけど。」
クリスはあさみの心を見透かすように続けます。
「あと、このChrisは女性とは限らない。私もクリスで女だけど、クリストファー(Christopher)のChrisで男性かもしれない。」
「あっそうか。クリス・ペプラーも男だもんね。」あさみはクリスの話を聞き、一瞬心がすーっと解放されるような感覚を覚えました。しかし、仮にそうだとしても・・・あのメッセージの意味は一体・・・。トムにまつわる謎はますます深まっていくのでした。

男女で発音が同じ(似た)人名
 ビジ英(12/14,15)の「あんな時、こんな時」は「つづりを尋ねる」がテーマで、「問題」ではショーン・リトル(男性)という名前が話題となっていました。
チャーリー
 ①Charlie 男性←ウソ(lie)をつくのは男性の方と覚えます(笑)
 ②Charlee 女性
クリス
 ①ChrisChristopher 男性 ex..Chris Peppler 
 ②ChrisChristina, Christine 女性 ex.. Chris Matsushita
ジーン.(ビジ英06.6月号,p.36)  
 ①Gene 男性 *Eugene (ユージン)の愛称としても
 ②Jean 女性
ジョン/ジョーン
 ①John 男性 [an]
 ②Joan 女性 [oun]
ショーン(ビジ英07.12月号,p.31)
 ①Sean 男性 ex.. Sean Connery(ショーン・コネリー)
 ②Shawn 女性
 ③Shaun 男性(の傾向)

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2007年12月11日 (火)

faux pasの覚え方

今回は、私の英単語や英語表現に対するスタンスをこの「faux pas」(ビジ英、12/10,11の3つめの見出し語)を例にとって説明してみたいと思います。私はこの仏語由来の難しい単語を丸暗記できるほど優れた脳は持ち合わせていません。そこでまずいくつかのアプローチを考えて覚えます。

語源を調べる!
 faux pas は英語に直訳すればfalse path(間違った道すじ)。そこから「無礼・過失」といった意味に展開したと考えれば納得です。このfalse pathを仏語チックに、語尾の子音を黙音にして「フォウパー」と発音すれば出来上がり。この手法は一番オーソドックスな気がします。

PUN(語呂))を作る!
 私の場合、以下のようなイメージと語呂を思いつきました。
 ゴルフトーナメント、最終ホール、パーを沈めれば優勝が決まる大事な一打を失敗したプレイヤーに対して、アナウンサーがまるで責め立てるように絶叫します。
“Faux pas for par!” 「パーを失敗っ!」
 2回似た音を繰り返すことでかなり覚えやすくなると思います。しかもこの場合、「弱強弱強」でアクセントも習得できるしくみです(faux pas は後ろのpasに強勢)。このようにオリジナルの押韻表現を自分で作り、覚えにくい単語や熟語の記憶の手がかりにしてみてはいかがでしょうか。病みつきになること間違いなしです!

③力技で攻める!
 発音は覚えたけど綴りも完璧に覚えたいという方は、PCでどこかにログオンする際のパスワードに組み入れてみてはいかがでしょうか。パスワード入力のタイピングの度に覚えていきます。その際、口に出して(あるいは脳だけで)発音するとさらに効果的ですね。あ、もちろん、安易に単語だけのパスワードはお勧めしませんけど(念のため)。

と、まあこんな感じです。もし他のフレーズで、読者の皆さんが「これはおすすめ!」という語呂をお作りでしたらぜひご紹介下さい。よろしくお願いいたします。m(_ _)m

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2007年12月 8日 (土)

あさみとトム(番外mat編)

とある休日、あさみは同期名簿の住所を頼りに、思い切ってトムのマンションを訪ねました。「ダ・ヴィンチ・コード」のお返しにと、以前トムが見逃したと言っていたドラマ「のだめカンタービレ」の録画DVDを持ってきたのでした。ロビー入口で、あさみがインターホン越しにトムに話しかけます。

Asami: Knock, knock.
Tom: Who's there?
Asami: Asami.
Tom: Asami!? The welcome mat is always out for you.
Asami: .... [Sigh]

あさみは何も言わず、今来た道を足早に帰っていきました。あさみは今の会話をこんな風に理解していたようです。

あさみ:コンコン。
トム:どちら様ですか?
あさみ:あさみ。
トム:あさみ!? 君にはウェルカムマットをいつも外に放り出してるよ。
あさみ:(それって私は歓迎しないっていう意味だよね・・・)[ため息]

welcome mat is always out いつでも歓迎する
 日本の家屋では玄関のドアが室外に開き、欧米では室内に開きます。そのため、欧米ではウェルカムマットが玄関の外(out)に置かれるのが普通です。日本だと、靴を脱いで玄関に上がるときにマットがあったりするので「out」がどうもピンとこない、場合によってはあさみのように全く逆の意味にとってしまう恐れがあるかもしれません。

それでは、時間を巻き戻して仕切り直しです。

Asami: Knock, knock.
Tom: Who's there?
Asami: Asami.
Tom: Asami!? The welcome mat is always out for you.
Asami: I prefer a red carpet. [Laughter]

あさみ:コンコン。
トム:どちら様ですか?
あさみ:あさみ。
トム:あさみ!? 君ならいつでも歓迎だよ

あさみ:それなら(ウェルカムマットより)赤じゅうたんの方がいいな。[笑]

なお、red carpet はColorの編で取り上げました。アカデミー賞の授賞式や大統領の歓迎セレモニーといった場面が目に浮かびます。

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2007年12月 5日 (水)

あさみとトム(番外Tom編)

とある休日、トムは住所を教えられ、あさみのマンションを訪ねました。あさみに「ダ・ヴィンチ・コード」のDVDを貸す約束をしていたからです。オートロック式のロビー入口で、トムがインターホンであさみに話しかけます。

Tom: Knock, knock.
Asami: Who's there?
Tom: Hank.
Asami: Hank who?
Tom: Handkerchiefs. [Laughter]

この古典的名作ともいうべきknock-knock jokeを、トムがやると一味違います。なぜなら・・・トムの本名は、「ハンカチ王子」を地で行くTom Handkerchiefsトム・ハンカチーフス)、略して Tom Hanksトム・ハンクス)なのです(笑)。

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2007年12月 2日 (日)

ブロマイド&クリプトン

 化学と関わりの深い英単語もたくさんあるようです。今回は元素周期律表(periodic table of the elements)でお隣同士の臭素とクリプトンを取り上げてみます。

bromine [bro'umi:n] 臭素(Br,元素番号35)
 ギリシア語のbromos (悪臭)から命名。臭化物はbromide[bro'umaid]と総称されます。bromideは、写真の現像時に用いられる臭化銀silver bromide(臭化銀)→写真で焼き増しするように「平凡な人、陳腐な考え」に意味展開したと考えられます。形容詞形はbromídic [broumi'dik](平凡な・陳腐な/臭化物中毒の)。なお、日本語の「ブロマイド」は限定的にアイドル等の写真を意味する和製英語です。      
余談ですが、いろんな辞書に、昔は毒性のある臭化カリウム(potassium bromide)が鎮静剤として服用されていたという記述がありました。かなり驚きの事実です。

krypton クリプトン(Kr,元素番号36)
 ギリシア語のkryptos(隠れる)から命名。不活性ガス。よく白熱電球のフィラメントの昇華を防ぐために封入されます(クリプトンランプ)。重い気体のため、吸うと声が低くなるそうです。また、スーパーマンの故郷クリプトン星(Krypton)の名の由来にもなっています。さらに、スーパーマンにはクリプト(Krypt?)という飼い犬(クリプトン星産)?がいるそうです。
英単語としては、語源が同じと考えられるcryptic(謎めいた・秘密の/もったいぶった)という形容詞をはじめとして、以下のようなものがありました。

crypt 教会の地下室/納骨堂
cryptic 秘密の・謎めいた/もったいぶった
cryptogam 陰花植物
cryptogram 暗号文
cryptology 暗号

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