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2007年11月12日 (月)

羅列型(病気編)

ビジ英の中ではときどき羅列(listing)型の台詞まわしが見られます。2006年1月のビジ英のビニェット中では、traveler's diarrhea(旅行者下痢症)についてのこんな会話がありました。

A: It can set off nausea, fever and stomach cramps.
H: You're also at high risk for common colds, skin rashes, influenza and respiratory infections.
(2006年1月号p.62, Alvarez&Heinrichs)

A: それ(旅行者下痢症)は吐き気発熱胃けいれんを引き起こす可能性があります。
H: それに風邪皮膚炎インフルエンザ呼吸器感染症にかかるリスクも高いですね。

「~症」を表す「~ia」
 なぜか病気(系)を表す単語はaで終わるものが多い気がします。例えば、上述のnausea(吐き気)やasthma(ぜんそく)など。とくに、-iaで終わるものは「~症」と訳されているものが多く、通常その語尾にアクセントは置かれないようです。
amnésia 記憶喪失/健忘症 
anémia 貧血(症)
hérnia ヘルニア 
insómnia 不眠症
pneumónia 肺炎 

器官の「~炎」を表す「~itis」 
 
この接尾辞「itis[ra'itэs]」の原義はinflammation(炎症)であり、その最初の「i」にアクセントが置かれる傾向があります。
arthritis 関節炎arthro(=関節)+ itis
gastritis 胃炎gastro(=胃)+ itis 
neuritis 神経炎<neuro(=神経)+ itis 

 また、「-itis」を語尾につけて、おどけて「異常な状態・状況」「~魔・狂」を示す複合語を作ることができるようです。他に「~魔・狂」を表す単語としては、bufffreak がありました。
baseballitis 野球狂
telephonitis 電話魔

最後に、上の会話中に出てきたrespiratory の元の動詞はrespire ですが、-spire 系の動詞についてはまたの機会に・・・。

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コメント

毎度勉強させていただいています。疾病関係の名詞は"a"がついたり、つかなかったりが、厄介です。ここに取り上げていただいた物と、今までの経験を元に大別すると、痛み関係は"a"(I have a headache.「ここが痛い」と明確な感じ?)症状は漠然としているので不可算(I have suffered from anemia.) cancerやpneumoniaなど病名も通常は不可算と思っておけばいいでしょうかね。

投稿: monto | 2007年11月12日 (月) 22時07分

monto さん、わかりやすい解説をありがとうございます。
私も、montoさんのご指摘のように、わりと身近で症状が具体的にイメージしやすいかどうかで可算/不可算が決まると思いました。風邪も「catch a cold」と“a”がつきますね。その意味で、「have (a) diarrhea(下痢をする)」は“a”がつくこともあるようですが、ビニェットの「traveler's diarrhea」では、もはや病名として無冠詞で使われていました。

投稿: やまちゅう | 2007年11月13日 (火) 00時23分

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