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2007年10月

2007年10月24日 (水)

プリケア?

先週のプリキュア=Precure(Pretty Cureの略)は「パルミエ王国の王子・ココがメタボで大ピンチ」という愉快な話でしたが、このプリキュアに似た音の「plicare」はラテン語で「重ねる(fold)」という意味があり、ここから派生した「-plicate」を語幹とする動詞が結構あります。接頭辞(prefix)をつけると意味が展開します。一番ピンとくるのは、complicate あたりでしょうか。

complicate 複雑な/複雑にする
explicate 詳説する/展開する
 
*重なっているものを外に広げる(= unfold)
implicate 巻き込む(しばしば受身で)
replicate (折り返して)重ねた/重ねる
 
*réplica(レプリカ/生き写し)も同じ語源。
supplicate 嘆願する
 
*sup(p)=sub、下に(ひざまずいて)(手を重ねて)祈る

複写系 以下、全てにn, adj, vt があります。
dúplicate 副本(控え)(を作る)/二重にする/vi 二重になる
tríplicate 3通(正1、副2)(を作る)/三重にする
quadrúplicate 4通(正1、副3)(を作る)/四重にする
quintúplicate 5通(正1、副4)(を作る)/五重にする

これらのうち、duplicate は時々見かけますし、 quadruplicate は論文の投稿規定中の指示に出てきて、実際に4部の原稿を提出した記憶があります。

最後に、prefix なしのplicate [pláikeit]単独の形容詞がありました。発音にちょっと注意ですね。

plicate ひだのある
 plicate ひだのある
plicate ひだのある
 plicate ひだのある
plicate ひだのある
 plicate ひだのある
plicate ひだのある
 plicate ひだのある
plicate ひだのある
 plicate ひだのある
plicate ひだのある
 plicate ひだのある

ひだひだ感を表してみましたが、いかがでしょうか(笑)

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2007年10月20日 (土)

PUN その8(きりわけ型)

今回はpun の中でも難しめと思われる「きりわけ(scission)型」にチャレンジしてみました。

Ben Johnson wants to take vengeance with a vengeance in the next race.
 ベン・ジョンソンは次のレースでしゃかりきに復讐したいと思っている。

 以前、PUN その2でご紹介した文章をさらにアレンジしてみました。イディオムの「with a vengeance (やる気十分で)」も盛り込んだ形です。ちなみにvengeanceavenge「(正義感を動機として)復讐する」の名詞形です(なぜか a が落ちます)。

Oxymorons include axioms and morals.
 オクシモロンは格言と教訓を含む。

 オクシモロン(矛盾語法)愛好家(=私)にとってはなかなか味わい深い?文章です。ある意味、人間の存在や精神の葛藤、そして社会との関わりの中には、何らかの形でoxymoron が潜んでいるともいえます。「axioms and morals(格言と教訓)」は、ビジ英9月号p.36に出てきましたが、axiom(格言)と同じ意味の単語にmaxim がありました(音も偶然似ています)。一方、moralthe moral of the story(その話・物語の教訓)という形でしばしば目にします。 ちなみに、moral の語尾に e をつけるとmorále(士気)になり発音とアクセントが変わりますね(このアクセントの移動パターンに一定の法則?を見つけましたが、そのトピックはまた次回に・・・)。

Táciturn people tend to toss and turn.
 無口な人は寝返りを打つ傾向がある。

 ↑最近発表された新しい学説です(ウソ)。「toss and turn(寝返りを打つ)」をできるだけ速く10回発音するとあら不思議、「taciturn(無口な)」になります。ただし、最初の母音は(文章の前から順に)[ae]と[o(:)]で異なります。ちなみに、tacit だけだと「無言の」になります。他に語源的に仲間と考えられるものには「reticent(無口な/嫌々の)」がありました。「tacit」や「-tic-」はラテン語の「黙する(tacere)」に由来します。

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2007年10月16日 (火)

A Thousand Winds

今回は秋川雅史の歌で日本でも有名になった「千の風になって」の原詩のご紹介です。

A Thousand Winds               ―Anonymous

Do not stand at my grave and weep;
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow.
I am the diamond glints on snow.
I am the sunlight on ripend grain.
I am the gentle autumn's rain.

When you awaken in the morning's hush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circled flight.
I am the soft stars that shine at night.


Do not stand at my grave and cry;
I am not there, I did not die.

2行ずつ韻を踏んだ定型詩です。ちなみに「千の風になって」の歌詞は原詩をやさしめに訳しています。ここで気になった語句をいくつか取り上げてみます。

anonymous adj. 作者不詳の/匿名の(1行目)
 この詩の作者については諸説ありますが、いわゆる「詠み人知らず」とするのが一般的のようです。ビジ英の“Quote...Unquote”にもたまに出てきます。

glint vi. キラッと光る(第2節2行目)
 「gl-」で始まる単語は光に関係する音感語でした。ex. glitter(キラキラ光る)、glimgleam(闇の中のかすかな光)、glimmer(チラチラする薄い光)、glare(ギラギラする不快な光/目立つ)、glisten(濡れた面が光り輝く)etc.(DUO 3.0 p.357)

hush n. 静けさ、静寂(第3節1行目)
 ドリカムの「Winter Song」にも♪“In the hush, I hear the silence of the night.”と出てきます。短い単語なので詩に向いているのかもしれませんね。

 英語の歌といえば、私がまだ小中学生の頃、自宅の英語教室で母親がよく歌ってくれました。1回のレッスンが1時間程度でしたが、最後の10分弱は必ず英語の歌を皆で歌うコーナーがあり、とても楽しかったのを覚えています。今でも頭に残っていてソラで歌える曲(童謡)がいくつかあります。「Paff, the Magic Dragon」 、「Sailing, Sailing, over the Bounding Main」などなど。思い返せば、そこに私の英語との接し方の原点があるのかもしれません。

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2007年10月14日 (日)

PUN その7(スモーク&decay)

pun の道はまだまだ続きますよ~(大杉先生風)。

All you can smoke here is a salmon.(やさビジ土曜サロン)
 ここでスモークできるのはサーモンだけです。
 とある外国のrestaurant が店内で「禁煙」をお願いするために作られたpunです。つまり、smoke の2つの意味:①(cigarette等を)吸う、②~を燻製にする、に引っ掛けた気の利いたしゃれですね。喫煙者の心も和むことでしょう。

The décoy duck won't decáy for a décade.(オリジナル)
 その玩具(おとり)のアヒルは10年間は壊れないだろう。
 decay(9月号p.40, 3行目)を覚えるためにpunvi. もじる)してみました。pun というよりもtongue twister というカンジですが、アクセントに要注意です。これと似た感じのpun が次の文(<PUN(その1))です。

He decided to desért his dessért in the désert.
 彼は砂漠でデザートを捨てることを決めた。(ものしり2005)
 ・前の2つは発音が全く同じですね。

さて、TV番組の「ジャポニカ・ロゴス」によると、だじゃれには次の3型があるそうです。
 ①かぶさり型 完全に重なる(同音異義語)
 ②きりわけ型 迷子→「お~、マイ、ゴー!」(分解)
 ③おぶさり型 ゴロのよさと勢いで(ノリ)
この分類で考えると、上述のsmoke の文→①(homonym)、decay/desert の文→③(rhyme)となります。②は英語の場合は難度が高そうですが、少しずつチャレンジしていきます。

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2007年10月13日 (土)

コンプレックス

コンプレックス(complex)とは、心理学・精神医学的には、ある事象と本来無関係な感情が結合された「感情複合」の状態を指します。complex は元々neutral な単語ですが、日本においては、コンプレックス=「劣等感」というイメージが定着してしまっています。ちなみに劣等感は英語ではinferiority complex となります。
また、コンプレックスはフェティシズム(fetishism)と同義で使われることもあります。ただし、マザー(orファザー)コンプレックスは和製英語でした。
ということで、今回は正式な単語として辞書に載っているコンプレックスを以下にまとめてみました(俗語は除きました)。

心理系
guilt complex 罪責コンプレックス
inferiority complex 劣等感 ⇔ superiority complex 優越感
persecution complex 被害妄想(paranoiaとも)

心理的/性的思慕(主体→対象)
Electra complex 娘→父親
Lolita complex 大人→少女
Oedipus complex (主に)息子→母親
Phaedra complex 人→継子

複合体
cinema complex 複合映画館(略:cineplex)
educational-industrial complex 産学協同
military-industrial complex 軍産複合体

心理的なcomplex は平たく言えば「強迫観念」ですが、心理学や精神医学などの症例や、化学の世界では「錯体」を意味するなど、学術用語のイメージを引きずるため少し重たいカンジがします。なので、一般的には、obsession (ビジ英9月号p.40参照)あたりが使いやすいかもしれません。なお、ある病気をしたことによって他の病気を併発する場合の「合併症」には、complication を使います。

最後に、何かをしたくてたまらず「衝動的な」という意味の形容詞には次のようなものがあります(<は異常度)。
impulsiveimpetuousobsessivecompulsive

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2007年10月11日 (木)

羅列型(1)

これまでのビジ英で出てきた羅列型のセリフを振り返る新シリーズです。

●You know, the ozone hole, the greenhouse effect, overpopulation, chemical pollution, poisonous radiation and so on. (1997年9月号p.36, Kim)
 「つまり、オゾンホール、温室効果、人口過密、化学物質による汚染、有害な放射線などですね。」
 私がビジ英を聞き出してまもなくの頃のものです。どちらかというと私は音をまるごと塊として覚えていくタイプです。punrhyme は補助的な手段ですが、もしも小細工なしで、音のユニークさだけで覚えられる単語、フレーズ、センテンスに出会えたらとてもラッキーです。

●...they sulk and call me skinflint, miser, tightwad, penny pincher and so on.(2006年10月号p.40, Fine)
 「彼ら(子供達)はふくれっ面をして、私のことをどけちだの、守銭奴だの、しみったれだの、せこいだのと言うのですよ。」
 それにしてもひどい言われようですね~(笑)。訳の方は自分なりに各単語を調べ直し、杉田先生とは最初の2語の訳語を入れ替えました。miser は小説「A Christmas Carol」のScrooge, the miser のイメージが強いとのことなので、訳語はあだ名っぽく「守銭奴」とした方がしっくりくるのではないかと・・・。「ケチ」で私が思い浮かぶのは形容詞のstingy くらい・・・。ちなみに英辞郎(アルク)で「けちな」を日英検索すると実に37個の見出し語がありました。

 もしこれまでのビジ英で、羅列型のセリフにお気づきになった方がいらっしゃいましたらご教授いただけると嬉しいです。

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2007年10月10日 (水)

いちかばちか

日本語で勝負の覚悟を表す表現に「いちかばちか」、「のるかそるか」、「食うか食われるか」など、状況に応じていくつか言い回しがあります。一方、英のブックメーカーや米のラスベガスなどに代表されるように、日本よりもギャンブル色が濃い?英語圏では、やはりいろんなバリエーションの英語があるようです。それらを集め、場合分けしてまとめてみました。面白いことに、そのほとんどが韻を踏んで歯切れのよいセットフレーズになっていました。いざ勝負の時、景気よくがんばろうというpositive thinking の表れでしょうか。

「運を天に任せる」系
all or nothing 全部かゼロか
boom or bust にわか景気か不景気か→はやりすたりの
hit or miss あてずっぽうの

サバイバル系
do or die やるか死ぬか
dog-eat-dog 骨肉相食む
kill or cure (薬が)患者を殺すか治すか
make or break 成功か失敗か
sink or swim 沈むか泳ぐか
win or lose 勝つか負けるか

駆け引き系
take it or leave it (it=提示した条件を)受けるか否か
 *命令形で相手に決断を迫る
now or never 今でなければ二度とない
 *行動を促す表現。It's now or never.(またとないチャンスだ)

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2007年10月 7日 (日)

Head-End Rhymes(頭脚両韻)型

ビジ英9月号の復習をしていたら、なじみのない動詞が2つ見出し語になっていました。
1つは、canvass(p.10)「討議する/調査する/訪ね回る」で、ここはやはり同音異義語(homonym)のcanvas と絡めたいと思い・・・結局、イディオムを使って、canvass under canvas「[航海中に/テントを張って]討議する」として覚えることにしました(→Repeat(反復)型に追加)。
 もう1つは、chide(p.18)です。「たしなめる・注意する」という意味の他動詞ですが、発音が[t∫aid]なので、目的語に (a) child を置いて韻で覚えれば楽だなぁと思いました。すると「グローバル」の古い英和辞書に「chide a child」が例として載っていて一安心。
 ということで、今回はこのように頭韻と脚韻を同時に踏んでいるもの(頭脚両韻型)を以下に集めてみました(頭韻と脚韻が時間差で踏まれている例はスゴ韻を参照)。

(注)$のついたものはオリジナルの組み合わせです。

<単語編>
flimflam 詐欺/たわ言
hobnob (with ) (人)と交流を深める
Rolls-Royce ロールスロイス(英国製の高級乗用車)
tattletale vi, adj, n(通例子供)告げ口をする(子)
telltale adj, n(悪事などを)はっきりと示す(兆候)
tiptop 最高(の・で)
wigwag 振り動かす(こと)・手旗信号(をする)

<フレーズ編>
$adapted and adopted child 順応した養子
A friend in need is a friend indeed.「窮地の友こそ真の友」
 (注)この諺は友人に裏切られた時などに使う
$ample ampules 十分なアンプル *アンプルはampoulの綴りも
anything and everything 何もかも全て
 cf. everything of something 知識
 cf. something of everything 常識
Asian flu/avian flu アジア風邪/鳥インフルエンザ
 [in]/[ivin]
$athletes' arthritis 運動選手達の関節炎[θli:ts][a:rθráitis]
$ballooning baloney 膨張するボローニャソーセージ
 [blú:ni]-[blóuni]
・(the) best and the brightest 最優秀・最高の人達、エリート層
$bleary brewery ぼやけた醸造所 [bli'ri][bru':ri]
・(the) blues and bruise 憂鬱とあざ [blu:z]-[bru:z]
 *bruise blue→青紫色(あざの色から)
bric-a-brac 価値の低い骨董品・がらくた
brisk and brusque そっけなくぞんざいな
(Let the) Buyer beware 「買い人よ、注意せよ」
 *ラテン語"Caveat emptor."の英語表現
buzzer beater 終了ブザーと同時に決まる劇的なシュート
 *バスケットボール用語由来
chide a child 子供をたしなめる
crísscross 縦横無尽に動き回る/十字(名詞/形容詞/副詞)
Different strokes for different folks. 十人十色
$délicate délegate 気むずかしい代理人 [déli-эt]
fiddle-faddle ばかげた[こと(をする)](名詞/形容詞/自動詞)
$hone a horn ツノを磨く *[houn]-[ho:n](能力を磨くのも可)
Internet illiterate インターネット音痴
$junior juror ジュニア陪審員
$kerria in Kenya ケニアの山吹 *[kéri]-[kénj]
lifelong learning 生涯学習
$martinet marionette やかまし屋の操り人形
 [m:rtnét]-[mrinét] 前者の形容詞形は-ish
nervous novice 緊張している初心者 [n:rvs návis]
No pain, no gain. 虎穴に入らずんば虎子を得ず
nature and nurture 生まれと育ち/遺伝と環境
Nurture is above nature. 育ちは生まれより大切である。
$Oh my God! Ovine God! 何ということだ! 羊の神![óu mai gád] [óuvain gád]
$opaque OPEC 不透明な石油輸出国機構 [oupéik] [óupek]
$plague in Prague プラハの疫病 [lei]-[ra:]
$play hooky and hockey ずる休みしてホッケーをする [húki]-[háki]
$poverty at puberty 思春期の貧困
privacy policy 個人情報保護方針
$reiteration of retaliation  報の反(訳語も脚韻!)
$“Remainder” is a reminder of “reminder”.
 「遺跡」は「名残」を思い出させる。
$ruddy Rudy 血色の良いルディ [rdi][ru(:)di]
 *血液がク(ruddy)流れて血色が良い
shatter a shutter シャッターを粉砕する
$solitude and servitude ひとりぼっちで奴隷状態
$somber samba 陰気なサンバ [a]-[ae] (ラジ子さんご提供)
$stationary stationery 持ち出し禁止の文房具?
 *前の-aryはadj.のa、後の-eryは場所を表す接尾辞。
steep step(s) 急な階段
street-smart adj. 世慣れした(-smarts で生きる知恵/土地勘)
$succor of soccer サッカーの支援 []-[a]
a tempest in a teapot (米)小波乱・から騒ぎ
 (英)では a storm in a teacup が一般的。
tit for tat しっぺ返し
tittle-tattle 雑談(する)
topsy-turvy めちゃくちゃの(で)
$torment tournament 苦痛のトーナメント
uncool uncle イケてないおじさん
$veteran veterinarian ベテランの獣医
wishy-washy はっきりしない・優柔不断な
I was a worrier, but now I'm a warrior.
 私は心配性だったが今は挑戦者だ。[э:]-[o(:)]

 ふと思い出したのですが、冒頭に書いた「古いグローバルの英和辞書」というのは、中学2年のときに高松宮杯(現・高円宮杯)英語弁論大会(予選)に出場したときの副賞でした。当時、既にビジ英の杉田先生が全国決勝大会の審査員をされていたとのことで、なんだか不思議な縁を感じます。あ、もちろん決勝まで進むことはできなかったんですけど・・・。

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2007年10月 5日 (金)

エレベーターの開閉ボタン

私はエレベーターの開閉ボタンを押し間違えることがよくあります。とくに人が慌てて乗ってきたりする時に、瞬時に「開」ボタンを選択して押すというのはかなり難しく、焦って「閉」を押してしまったり。そういうことって・・・ありませんか?この「開」と「閉」はとても似た漢字同士なのでやっかいです。最近は記号(△の組み合わせ)を用いて開閉ボタンを表示しているものもありますが、これまたお互いがよく似ていて余計わかりづらいのです・・・。では、のように色分けされている場合はどうか?「扉が開いている→乗れる状態→安全→Goサイン→・・・」。しかし、ガスボンベなどの開閉フダは通常、(元栓が開いている→アクティブな状態→危険→)と逆、なのでまたまたややこしいことになっています。

今日、会社のエレベーター(東芝製)に乗っていて、左右にそっくりに並んだ開・閉ボタンをまじまじと見て、どうしたら間違えずに押すことができるか考えてみました。そこでふと気がつきました。開ボタンは・・・左側にある・・・・? 早速、ネットで調べてみると、こんな記事を見つけました。「開ボタンはほぼ左」、これは!使えそうな法則ではありませんか。私にとっては開閉の漢字や△の記号をどっち?と焦ってオタオタするよりも、あらかじめ「開は左」と覚えておく(あるいは意識しておく)方が格段によい気がします。ただし、上の記事にも指摘されていましたが、法律や技術基準的には根拠がないということですので、念のためご注意を。

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2007年10月 3日 (水)

PUN その6(回文&パウエルさんの腸)

今や、NHKの2大punster(ダジャレを言う人)の一人、「ものしり」の大杉先生(もう一人はN響アワー司会の池辺晋一郎先生)に刺激を受けて始めたこのコーナーも既に6回目となりました。「比較的覚えにくい英単語を韻を使って覚えよう」というコンセプトのもと、今回も勇気を出して行ってみます。

palindrome syndrome 回文症候群(注:私の造語です)
 回文(pálindrome)を作りたくて仕方がない発作のこと。両単語とも頭にアクセント。偶然ですが、語源がどちらもギリシア語でお互いに関連性の高い単語でした(Ina さん、情報のご提供ありがとうございました)。
・palin(again, back)+drome(running) 走って戻って(同じに読める)
・syn(with)+drome(running) ともに走る→同じ症状・傾向
 さらに、このpalindrome syndrome の同意語はainamania、反対語はaibohphobia=回文恐怖症(<ビジ英2006年6月号p.53,85)で、これらはいずれも単語自体が回文構造の造語です。最も有名な英語の回文の1つは次の例です。
Madam, I'm Adam.(ビジ英2007年8月号「はじめに」)
 最近では「iPod!」が180度回転させて読んでも同じになることが話題となりました。このタイプは回文楽譜になっているモーツァルトのカノンが有名ですね。また、数式の回文などもあるようです。

vowels in Powell's bowels 「パウエルさんの腸」の中の母音
・「-owel(l)s(-アウエルズ)」の3連の脚韻で、少々迷いがちな発音にサヨナラします。ちなみに、「bowel(腸)は通例複数形」というところまでカバーする仕上がりとなっています。

さて、私が個人的に好きなテレビ番組(コーナー)の1つにタモリ倶楽部の「空耳アワー」があります。「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる(だったかな?)」の名文句とともに、歌詞が全く別の日本語に聞こえる洋楽を探すユーモアたっぷりのコーナーです。「空耳」や「ダジャレ」に心が向かうのは誰もが持つ人間の本能の1つだと思います。そこから芸術・文化に昇華することもあります。実際、ウルフルズの名曲「ガッツだぜ!」は「ザッツザウェイ(That's the Way)」(K.C. and Sunshine Band)の空耳からできたという話が有名です。また、江戸時代では地口(じぐち)というダジャレを使った故事成語のパロディを作る遊びが庶民の間ではやり、現代でも三島宿地口行灯(ラジ子さん、情報のご提供ありがとうございました)などの行事として続いているそうです。

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2007年10月 1日 (月)

何一点?

昨日、娘を連れて多摩市にあるピューロランドへ行ってきました。そこで、なじみのない英単語に出合いました。Lloromannic と書かれたキャラクター商品のコーナー、カタカナで「ルロロマニック」とも。
何やら意味ありげなつづり。でもちょっと見た記憶がなく・・・最近ビジ英で習った「~nik(~愛好者)」ともつづりが違うし、その場で携帯電話の英和辞典(最近、搭載しました)を調べても、該当語なし・・・。結局わからず帰宅後ネットで調べると・・・ lloromannic がピューロランドの有名なキャラクター・シナモロール(cinnamoroll)のpalindrome(回文)であることが判明。そういえば、その商品のところに鏡の世界に関係する説明がありました。全く気が付きませんでした。
回文ではなく、文字を並べ替えて違う単語ができるような単語(=転綴(てんてつ)語句、anagram)もありました。以前にどなたかのブログで、単語を入力するとその単語の構成文字を並び替えて違う単語へ(もしあれば)変換できるという面白いサイトがあるという紹介記事を読んだことがあるのですが・・・(すみません、たどり着けませんでした)。

 

さて、ここで、いきなりクイズです(papi さんご教授、ありがとうございました)。
(問題) グループの中で唯一の女性のことを「一点」と言いますが、その反対のグループの中の唯一の男性を指して何と言うでしょうか?

 

一点 ②一点 ③一点 ④一点

 

なにいってんだか・・・」なんて言わないで答えてみて下さいね~(by○杉先生風)

 

私の答えは、男性用と女性用をよく黒と赤の表示で分けることから・・・①かな?

 

「ファイナルアンサー!」の前に、「audience」を使ってみます。
Googleで検索をかけると、以下の結果が得られました。

 

①黒一点・・・18%
②白一点・・・81%
③緑一点・・・ 0.6%
④青一点・・・ 0.4%

 

あらら・・・白一点がダントツです。そういえば紅白歌合戦では男性が白組・・・さて、わからなくなってきました。
さて、皆さんのファイナルアンサーは何色でしょうか??

 

 

いろいろ調べた結果、どうやら①~④のどれも正式な言葉ではなく、まだ俗語の段階のようです。「紅一点」の由来は、11世紀の北宋の詩人・王安石が詠んだ詩「万叢中一点(緑一面の草の中に真っ赤な花(ザクロの花)が一輪咲いている)」とされています。この原典の裏返しを考えると、③緑(りょく)一点が最も妥当だと言えるかもしれません。確かに色彩的にもの補色はです。ただし、その定着率はググった感じではかなり低く、おそらく出典を理解している学のある方が③を用いる傾向があるようです。また、お隣・韓国では④(を意味するような表現)が実際使われているのだとか。

 

このあたりは色の問題も含めて、結構、議論のあるところのようで、その本質が文化論に発展することも・・・。おもしろい小話も載っていましたので、さらにご興味のある方は、こちら(371話)をどうぞ。

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