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2007年8月22日 (水)

アクセントの移動

 以前に、「色+名詞」のアクセントパターンについて書いたのですが、調べていると同じフレーズでも辞書によってアクセントの位置が違うことがありました。具体的な例としては、「色」と「名詞」が一体化していない場合では、同じフレーズでも、強勢が「色」だけに置かれるものと、「色」と「名詞」の両方に置かれるものがありました。そこで、そのときは、いくつかの辞書をあたって見出された以下の規則性について言及しました。

強勢の関係を式で表すと、
●一般に、色≧名詞
●固有名詞化 or 1つの品詞に転化している場合は、色>名詞
 *
品詞として両者が独立している場合で、色>名詞となる例は限られている。

 ところで、最近、アクセントに関する新しい知見を得ました。すなわち、新英和中辞典第5版(研究社)によると、後方に第1アクセント(primary accent)を持つ単語Aの直後に、第1アクセントを第1音節(first syllable)に持つ単語Bが続くと、Aの中で第1アクセントがその前方の第2アクセント(secondary accent)への移動が起こる場合があるという記載がありました(p.1962)。ちなみにこの辞書では、このアクセント移動が起こりうる単語には、発音記号の最後に、上付きの「←」の表示が施されています。

(例)Japanése (オリジナル)→ Jápanese bóys (アクセント移動型)

 この現象はやはり発音のしやすさが優先されるために起こるものと考えられますが、もしかしたら上述した「辞書によるアクセントのばらつき」も、似たようなことが不規則に起こっているからなのかもしれません。

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