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2007年7月 1日 (日)

「色+名詞」型のセットフレーズ(強勢の問題)

先日の大杉先生のものしり講座で、「色を表す形容詞+名詞」のパターンは、それが特別な意味を持つ決まりフレーズになる場合には、通常、「色」の方を強く発音すると説明されていました(greenhouse, the White House, etc.)。
でも、ふと、2005-2006年度ものしり語法塾で松本茂先生が、white elephant (無用の長物)のélephant をしっかり発音していたのを思い出しました。よく調べてみると、「色+名詞」のセットフレーズの発音パターンは辞書によってかなりばらつきがあるようですが、基本的には以下のような傾向がつかむことができました。

 強勢の関係を式で表すと、
●一般に、色≧名詞
●固有名詞化 or 1つの品詞に転化している場合は、色>名詞
 *
品詞として両者が独立している場合で、色>名詞となる例は限られている。

例として、これまでに「Color」のカテゴリーで取り上げた表現を中心に強勢パターンをまとめてみました。

ex.) 
blácklist ブラックリスト(に載せる)
bláckmail 脅迫(する)

blúeberry ブルーベリー
blúe cheese ブルーチーズ
blúe ríbbon 最高栄誉賞

gréen gíft 環境に配慮した贈り物
gréenhouse (まれにgréen houseと表記) 温室
gréen líght ゴーサイン
gréen-light ゴーサインを出す

réd cárd レッドカード(違反・退場の指示)
réd cárpet 丁重な扱い
rédeye(red-eye) 夜行便/安物のウイスキー
réd hérring 人の注意をそらすもの・デマ情報
réd tápe お役所仕事

pínk élephant(s) 酔っ払いの幻覚(しばしば複数形で)
pínkeye 流行性結膜炎・はやり目
pínk slíp (米口)解雇通知/自動車運転仮免許
pínk-slip (米口)vt. 解雇する

whíte bréad 面白味のない人・退屈な人
whíte élephant 無用の長物・やっかいもの
whíte hópe 大いに期待される人
・the Whíte House ホワイトハウス(米国大統領官邸)
whíte kníght 救世主/企業買収を救済する出資者
whíte líe 悪意のない嘘/社交辞令
whíte paper 白書(whíte páper とも)

yéllow cárd イエローカード(警告)

結論として、「色を表す形容詞+名詞」のセットフレーズの場合は、「色」にしっかり強勢を置いて発音しましょう、ということですね。

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