« Blue Moon | トップページ | ネット語(Netspeak) »

2007年4月14日 (土)

意外シリーズ(語句編・その2)

sluggish のイメージ
 この単語の意味は次のうちどちらが正しいでしょうか?
 ①強烈な
 ②ゆっくりした

 正解は②。私は当初この単語のつづりや音感はいまいちピンと来ませんでした。もし、この単語を知らなくて意味をイメージするとしたら①を選ぶ確率が高い気がします。というのも、前半のslugg- はslugger(スラッガー=野球の強打者)を、最後の「ギッシュ」は「エネルギッシュ(←独語)」を連想させるからです。おもしろいことに、sluggish の元の名詞のslug には同じつづりで①なめくじ/のろま②強打(する)③弾丸④偽造硬貨⑤少量の強い酒、と実にさまざまな意味があることがわかります。よって、①の形容詞形がsluggish ということになります。

potpourri 寄せ集め/メドレー/ポプリ(ビジ英3月号p.47,3(a))
 フランス語由来で一番最後にアクセント。何だかスペリング大会に出てきそうな単語ですが、つづりは 「pot(ポット)でpour(注ぐ)+ri (リ)」でなんとか覚えられそうです。日本語の「ポプリ」は花の香りを楽しむものとして定着しているだけに要注意でした。似た意味の単語にcrucible (るつぼ/試練)がありますが、こちらはやや意味が固そうな語感があります。「るつぼ」とは金属をドロドロに溶かすほどの熱をかけられる容器ですが、なるほど「るつぼ」にしてみればそれは「試練」ですね。それで思い出す単語は、ordeal 「(具体的な内容を指して)厳しい試練/試罪法・・・昔、火・毒などの試練を課して傷つかないものを無罪とした裁判方法。って・・・魔女裁判?)。あ、potpourri crucible ordeal と文字通り単語の potpourri (メドレー)になってしまいました。

student はstudy の名詞形
 「生徒」のイメージが強いstudent ですが、これを study(研究)の名詞形 と考えると「研究者」の意味にもなることが理解できます。ex. student of history 歴史研究家 
 同様に、businessbusy の名詞形と考えれば、仕事が「忙しい」のは仕方のないところでしょうか(笑)。

The welcome mat is always out. (ビジ英2006年6月号p.44)
 いつでも歓迎しますよ。
 始めは日本の玄関をイメージして、家の中にあるべき「玄関マット」を外に放り出す=「冷たくあしらう」という意味にとってしまいました。欧米式だと家の外にマットを敷くことになるのでこれでいいんですね。なかなか気の利いた表現です。

|

« Blue Moon | トップページ | ネット語(Netspeak) »

コメント

slugはナメクジのイメージが強いです。だから、sluggishもナメクジみたいに遅いってことだと想像しやすいです^^

businessは、忙しいんですね^^; でも、私は、普段、business よりstudyしている気がしています。でも、結果的にbusyなのかな・・Σ( ̄□ ̄∥) 

投稿: MAMI | 2007年4月14日 (土) 22時23分

MAMI さん、slug =「なめくじ」がすぐ浮かんでくるなら sluggish は楽勝ですね。形容詞化の接尾語「-ish」については、DUO(p.370)に「-ish はどちらかというとマイナスのイメージ」と記載がありますが、「マイナスイメージがある名詞の形容詞化には -ish をつけることが多い」が正確かもしれません。最近見かけた例は、sheepish(おどおどした)です。
また、「sl-」で始まる単語は、ふつう「なめらか」なイメージの音感語(ex. slack, sleek, slope, etc.)なので、slug=「なめくじ」、はとても自然な気がしますね。

今日の“Quote...Unquote”―
We both are busy students regardless of whether business is sluggish or not. (LOL)

投稿: やまちゅう | 2007年4月15日 (日) 17時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 意外シリーズ(語句編・その2):

« Blue Moon | トップページ | ネット語(Netspeak) »