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2007年4月

2007年4月29日 (日)

語形変化

今回は語形変化を中心に整理してみます。次の事実が意外でした。
proprietary は名詞/形容詞
crucible は名詞
nuts は形容詞
dog-tired の語感

properproprietyproprietary
 properには様々な意味がありますが、その名詞形が意味によって変わってきます。
①礼儀正しい → propriety(礼儀正しさ)
②固有の・独特の →proprietary(所有者)
 *proprietary は形容詞(私有の・独占の)としても使えます。

セロリの名詞形は機敏celery (セロリ)→ celerity (機敏)
 セロリ(celery)の由来は、ギリシャ語セリノン(selinon=パセリ)→伊語セレリ(seleri)→仏語セルリ(celeri)→英語(celery)。なので、celerity とは関係ないですね、たぶん。実際にはセリ科の一品種スモーリッジ(古い英名)が17世紀前半に仏、伊で食用になりセロリになったそうです。

nut (変人、~狂)の形容詞形は nuts (≒crazy)
 名詞に「s」をつけて形容詞にするパターンはちょっと見たことがありません。独語だと名詞と名詞から複合語を作る際、その間にs を挟みますが・・・。「nut」関連の詳細はプリキュア(ナッツ編)で。

crucible の形容詞形はcrucial
 crucible (るつぼ/試練)自体が形容詞っぽい形をしていますが実は名詞。「試練」の意味では crucial (厳しい、致命的な)がその形容詞形と見なすことができます。二語とも「十字架」に関係する単語なのですが、詳細は crux で。

dog-tired へとへとに疲れて(ビジ英4月号p.44)
 忠犬ハチ公など、日本では一般にプラスイメージの「犬」ですが、欧米の比喩表現では、犬=「くたくた」「みじめ」のイメージとして使われる傾向があるようです。まさに、ところ変わればですね。The Beatles の歌「A Hard Day's Night」にも♪「And I've been working like a
dog
」と出てきますが、やはり意味は「くたくたになって働いてる」ですね。ちなみに英語圏でポジティブに熱心に働く動物は、「work like a beaver」のように「ビーバー」ですね。

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2007年4月28日 (土)

PUN その4(ヘッドオフ&レンチ)

勇気を出して(笑)、PUN (だじゃれ)の第4弾いってみます。

Head off the crisis of the head office.
 本社の危機を回避せよ。
 「ビジ英」では常連の head off は「(物事の進行を)防ぐ」。例えば、相撲で突進してきた相手を「いなす」、あるいは山火事の進行方向を(火などを使って)安全な方へそらすイメージ。山火事を食い止める戦いといえば、「ファイヤークラッシュ(原題:Super Fire)」という壮絶な映画がありました。

drenchwrenchclench する
 水浸しで、レンチで、締める
 英文にすると長くなりそうなので、あえて日本語で。イメージは、「配管が壊れてあたり一面水浸しの中、壊れた配管のボルトをレンチを使って締めて直そうとしている人」。その人はトレンチコート(trench coat)を着ていたりします(笑)。trench は「(排水)溝/海溝/塹壕(pl.で)」の意味で、trench coat の原型は(バーバリー・チェックで有名なあの)トーマス・バーバリー(Thomas Burberry)が軍事用に開発した(塹壕内用)防水コート。なので、裏地がバーバリー柄のトレンチコートは本家本元ということになりますね。

さて、先週の「ビジ英」L2(2)(p.40)の解説の中でおもしろい表現を覚えました。

●意図せずに韻を踏んでしまった相手へのつっこみ:
Oh, you're a poet, and you don't know it!
 おお、あなたは詩人だ。しかもそれに気づいていない!

 脚韻を踏んだ見事な返しですね。

一方、pun に関してはこんな表現もありました。
●意図せずに pun を言ってしまった自分へのフォロー:
No pun intended. (今言っただじゃれは)偶然です。
 この言葉が存在するということは、状況によっては pun がふさわしくない場合(フォーマルな状況下やpun の多用など)があることを示唆しています。

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2007年4月25日 (水)

crux

「ビジ英」でこれまで何度か登場した crux (2007年4月号p.14etc.)ですが、昔、杉田先生が crux とは「十字架のことです」とおっしゃっていたことがありました。そのときは「crux of the matter(物事の核心)」の説明でしたがあまり気にとめていませんでした。しかし、最近「crucible(るつぼ/試練)」という単語を知り、この語根「cruci-」が「crux」由来であることから、再び「crux」に興味を持ちました。
 語根「cruci」はラテン語の「crux」に由来し、その意味は「十字架/苦痛」。十字架と苦痛が同じラテン語の単語で表されるのは興味深いところです。推測ですが、始めは、crux=「十字架」で、おそらく十字架の持つ深刻なイメージから A「苦痛・試練」B「最重要」という2つの概念が派生し、さらにA「苦痛・試練」からそれにさらされるC「るつぼ」へと意味が展開したと考えました。実際には、crux はそのまま英語として残りつつも、cross (十字架)の方が一般的となりました。一方、crux の x が ci に変化してcrucial,crucible が派生。この「x → c(i) 」の変化については、有名な賛美歌の「Ave verum corpus」の歌詞(ラテン語)にも in cruce(十字架に)という表現(cruce crux の奪格)があるようにラテン語的にはわりと自然なのかもしれません。以下、関連語をまとめてみます。

cross 「十字架/苦痛・試練(A)etc.」
crux 「物事の最重要点(B)/難問・難題(A)/十字架」
crucial 「とても重大な(B)/致命的な(A+B)/苦しい・厳しい(A)」
crucible 「るつぼ(C)/試練(A)」
crusade(r) 「十字軍(兵士)/撲滅・反対・改革運動」

Aの概念で考えれば、crucial crucible の形容詞形と見なすこともできます。
最後に、押韻の効いた諺を1つご紹介します。
No cross, no crown. (苦難なくして栄冠なし) No pain, no gain. に似てますね。

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2007年4月21日 (土)

bilateral

物事には多かれ少なかれ二面性bilateral character)があるため、同じ事象でも人や立場、見方によっては全く異なって見えることがありますね。単語やフレーズで考えれば、反語表現がそれに相当しますね。この形容詞 bilateral は、国際ニュースなどで、bilateral talks (二国間交渉)のような形でよく耳にする単語です。

It's a recession when your neighbor loses his job; it's a depression when you lose your own. (ビジ英2005年8月号p.84より)
 隣人が失職するとrecession であり、自分が職を失うとdepression である。

recession は「一時的な景気後退」であり、depression は「不況・不景気」ということですが、景気の動向がいざ自分の身に及んでくると事の重大性を実感し、depression という言葉で表現するようになる、という意味です。つまり、深刻度はrecession<depression ということですね。

as good as it gets これが最高/これが限界
 映画「恋愛小説家」の原題としても知られるこのフレーズは使い方によって全く逆の意味になる点でおもしろい表現です。同様に、「元の意味」とその「反語」を合わせ持つ表現に「take the cake (最高だ/最低だ)」があります。こちらは、米南部で黒人の cakewalk (風変わりな歩き方の競技)コンテストの賞品としてケーキが使われたのが由来で、cake の代わりにbiscuit も用いられます。なお、cakewalk には「簡単なこと」という意味もあり、同じ意味のa piece of cake (<as easy as eating a piece of cake)と関連付けて覚えることにします。

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2007年4月18日 (水)

化学から・その2

(the) limelight 名声・評判(ビジ英2007年4月号p.36)
もとはlime(石灰)を燃やしたときのlight(光)=「石灰光」の意味。棒状/球形に成形した石灰を酸水素炎(約2800℃)の中に置くと、石灰が熱放射を起こし強烈な白色光を発します。19世紀中ごろには、その石灰光をレンズで集光して劇場の舞台照明として使用していたそうです。昔は結構、危ないことをしていたんですね~。そこから転じて、limelight =「名声・評判」の意味となり現在に至ります。チャップリンの映画タイトルとしても有名ですね。

stir one's interest (人の)興味をかき立てる(ビジ英2006年6月号p.47,2(b))
 ビジ英では、pique one's interest 「(人の)興味を引く」の言い換え問題でした。化学実験ではstir は反応装置・容器の中を「撹拌する」という動詞でよく登場します。ちなみに撹拌する駆動力は電磁石が一般的です。

litmus test リトマス試験/試金石(ビジ英2006年6月号p.48,2nd見出し語)
 似た単語に、the acid test があります。こちらの由来は、金(きん)が本物かどうかを判別するのに硝酸(nitric acid)につけて腐食しなければ本物と判定したことから(イディオム由来辞典/三省堂)。ちなみに日本語の「試金石」は、こすりつけてできる条痕から金の純度を判定した黒色の硬い石(那智黒石)の意味で、日英で由来はそれぞれ違います。他にも、「かつては硬貨を弾いた音で本物かどうかを見分けた」ことからできた ring true (真実のように思える)という表現もあります。

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2007年4月17日 (火)

Abbrev. Index

このブログ内で使用している略語・記号の一覧です。

●記号
・$(語句の冒頭):管理人によるオリジナル表現。
 コロケーションの整合性などは未確認。

・《ビ》(和訳の冒頭):ビジネス用語
・《F》:フランス語

●略語
・「イデ由」:『英語イディオム由来辞典』 佐藤尚孝編(三省堂)
  英語イディオム由来辞典

・「実ビジ」:「実践ビジネス英語」(講師:杉田敏先生)
        (NHKラジオ2008年度~現在)

・「ビジ英」:「ビジネス英会話」(講師:杉田敏先生)
        (NHKラジオ2004年度下期~2007年度)
 ◇NHKラジオビジネス英会話シリーズ(NHK CDブック)
  NHKラジオビジネス英会話―海外勤務・大滝怜治編 (海外勤務・大滝怜治編) (NHK CD Book)   NHKラジオビジネス英会話-高橋修三ヘッドハントされる (NHK CDブック)   NHKラジオビジネス英会話-高橋修三ワークライフバランスを考 (NHK CDブック)

・「やさビジ」:「やさしいビジネス英話」(講師:杉田敏先生)
(NHKラジオ~2002年度) *「ビジ英」、「実ビジ」の前身
 ◇『やさしいビジネス英語ベスト・セレクション Vol.2』 杉田敏著

・「ものしり」:「ものしり英語塾」(NHKラジオ2005~2007年度)
 *2005年度は「シニアのための ものしり英語塾」
 ◇NHKラジオものしり英語塾 はじめての英字新聞 (CD付)
  NHKラジオものしり英語塾 はじめての英字新聞 (CD付)

・「DUO」:英単・熟語集『DUO 3.0』 鈴木陽一著(アイシーピー)
  DUO 3.0

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2007年4月16日 (月)

ネット語(Netspeak)

2007年度の「ものしり」はLisa 先生の「Word Watcher」のコーナーで、わりと新しい(newish)単語を紹介しています。その中で出てきたのですが、ネット上のコミュニケーションを円滑にするため、短い単語や略語、記号、数字などをベースにした言葉をネット語=Netspeak(or Chatspeak)と言うそうです。主にE-mail などで発達した「記号」と言った方がしっくりくるでしょうか。もともとは電報などで文字数をなるべく減らしコストを節約する目的で作られ始めたそうです(byマーシャ先生)。ざっと、私がこれまでに見たり聞いたり、あるいは教えてもらったりしたNetspeak をまとめてみます。

AFAIK 「as far as I know」
ASAP 「as soon as possible」
B4 「before」
BFN 「Bye for now.」
BTW 「By the way,」
BYOB 「Bring your own booze/beer/beverage/bottle.(飲み物持参)」
 *boozeは「酒」のくだけた言い方。
CUL8R 「See you later.」
FYI 「For your information, (ご参考までに)」
GJ 「good job」
H2CUS 「Hope to see you soon.」
HTH 「Hope this helps.」
IMHO 「In my humble opinion, (私のつたない意見ですが)」
JIC 「just in case(念のため)」
PS 「postscript(追伸)」。*追伸の後に書く「追々伸」はPPS。
LOL 「laughing out loud=爆笑」
LOLOLOLOL・・・「=大爆笑」
PLZ/PLS/PLSE 「please」
TGIF 「Thank God, it's Friday!」→いわゆる「花金」。 *金曜日の退勤時限定。
TIA 「Thanks in advance.」
 *相手に頼み事をする時にあらかじめお礼を言うフレーズ。
TNX 「Thanks.」

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2007年4月14日 (土)

意外シリーズ(語句編・その2)

sluggish のイメージ
 この単語の意味は次のうちどちらが正しいでしょうか?
 ①強烈な
 ②ゆっくりした

 正解は②。私は当初この単語のつづりや音感はいまいちピンと来ませんでした。もし、この単語を知らなくて意味をイメージするとしたら①を選ぶ確率が高い気がします。というのも、前半のslugg- はslugger(スラッガー=野球の強打者)を、最後の「ギッシュ」は「エネルギッシュ(←独語)」を連想させるからです。おもしろいことに、sluggish の元の名詞のslug には同じつづりで①なめくじ/のろま②強打(する)③弾丸④偽造硬貨⑤少量の強い酒、と実にさまざまな意味があることがわかります。よって、①の形容詞形がsluggish ということになります。

potpourri 寄せ集め/メドレー/ポプリ(ビジ英3月号p.47,3(a))
 フランス語由来で一番最後にアクセント。何だかスペリング大会に出てきそうな単語ですが、つづりは 「pot(ポット)でpour(注ぐ)+ri (リ)」でなんとか覚えられそうです。日本語の「ポプリ」は花の香りを楽しむものとして定着しているだけに要注意でした。似た意味の単語にcrucible (るつぼ/試練)がありますが、こちらはやや意味が固そうな語感があります。「るつぼ」とは金属をドロドロに溶かすほどの熱をかけられる容器ですが、なるほど「るつぼ」にしてみればそれは「試練」ですね。それで思い出す単語は、ordeal 「(具体的な内容を指して)厳しい試練/試罪法・・・昔、火・毒などの試練を課して傷つかないものを無罪とした裁判方法。って・・・魔女裁判?)。あ、potpourri crucible ordeal と文字通り単語の potpourri (メドレー)になってしまいました。

student はstudy の名詞形
 「生徒」のイメージが強いstudent ですが、これを study(研究)の名詞形 と考えると「研究者」の意味にもなることが理解できます。ex. student of history 歴史研究家 
 同様に、businessbusy の名詞形と考えれば、仕事が「忙しい」のは仕方のないところでしょうか(笑)。

The welcome mat is always out. (ビジ英2006年6月号p.44)
 いつでも歓迎しますよ。
 始めは日本の玄関をイメージして、家の中にあるべき「玄関マット」を外に放り出す=「冷たくあしらう」という意味にとってしまいました。欧米式だと家の外にマットを敷くことになるのでこれでいいんですね。なかなか気の利いた表現です。

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2007年4月11日 (水)

Blue Moon

once in a blue moon ごくまれに(ビジ英1月号p.69.3(b))
 この表現の核となるblue moon の由来は諸説あります。しかし、辞書によく載っている説明(後述)のように「blue moon」を「稀な現象」の代名詞としてとらえると、once in ~とのつながりが不自然な気がします。というのも、once in a lifetime(一生に一度の・またとない)やonce in a while(たまに、時々)のように、in の後は時間の概念が来るのが自然と考えられるからです。実際、in a blue moon は口語で「とても長い間」という意味があり、once in a blue moon は素直に「とても長い間の一回という頻度で」と解するのが自然だと思います。
 ここで、このblue moon について「英語イディオム由来辞典(三省堂)」などを参照しながら、私なりの解釈を加えて時系列に整理してみます。下線を引いた箇所はその由来辞典の中にあった記述です(明らかな誤植は訂正しました)。

<16世紀頃>次のような言い回し(古語のまま抜粋)が諺的に使われていた。
Yf they saye the mone is belewe, We must beleve that it is true.
 人がもし月が青いと言うのであれば、それ(=話題にしている事柄)が正しいと信じなければ。(=絶対信じない)
 →「月が青いこと」が「ありえないこと」の比喩として使われている。

The moone is made of a greene cheese.
 月はグリーンチーズでできている。<J. Heywood, Proverbes, Part ii. Chap. vii. (1546年)
 →このgreen not aged の意味で、月の表面が「熟成させない(=生)」チーズの切り口に似ているところからできた迷信。グリーンチーズをブルーチーズと混同するためか、blue moon の説明に持ち出されることがあるが直接的な関連は薄いと思われる。

<19世紀>
till a blue moon 「月が青く見えるときまでずっと→決して~(ない)」という表現が存在。
⇒これが転じてa blue moon のみで「とても長い間」、once in a blue moon「とても長い間の一回→非常にまれに」をそれぞれ意味するようになった?

1883年、クラカタウ火山(島)の大爆発で「青い月」現象発生。このときすでに「once in a blue moon」は存在?ちなみに当時、火山灰の乱反射により異様な夕焼け空が世界各地で観測され、それがムンクの「叫び」(1893年)に描かれているという説もある(<米の天文学雑誌「Sky&Telescope」)。

◇19世紀後半、米でカクテル「Blue Moon」が誕生。
 カクテル言葉は「できない相談」。意味が後づけかどうかは不明だが、ここでもやはり「blue moon」が非現実的という意味で使われている。ちなみに実物のカクテルは淡い紫色。

<20世紀>
・「Blue Moon」(Elvis Presley, 1954年)など、孤独や悲哀の象徴として流行歌で盛んに使われ出す。
・1980年以降、「同じ月に現れる2度目の満月」の意味として米で一般化(「Sky&Telescope」由来)。

 以上のようにblue moon の出現経緯はやや複雑なため、辞書によっては事実関係を混同していることがあるようです。なお、時々出てきた「Sky&Telescope」という米の天文学雑誌は「○○教授が、ムンクが『叫び』を描いた場所をオスロ市内で特定した」という記事や「blue moon の言葉の由来は『メイン州農民年鑑』にある」と紹介したりと、なかなかユニークな学術雑誌だったようです。
 ちなみに私がBlue Moon と聞いて思い出す曲は「September Blue Moon」(松任谷由実 ,1988年)です。

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2007年4月 8日 (日)

Yes! プリキュア5(ナッツ編)

ナッツ
 最近、ドリームコレットから出てきたプリキュアの仲間。イケメンに変身して女の子に大人気の「ナッツ」ですが、同じ音のnuts にはいろいろな意味があるようです。

nut n. 「木の実/変人、~狂/(ボルトを留める)ナット」 ex. computer nut コンピュータおたく
nuts adj. 気の狂った・熱狂的な(≒crazy)
nutty adj. 「木の実の入った/木の実の味の/気の狂った・風変わりな」 ex. 映画 「Nutty Professor

as nutty as a fruitcake 完全に狂った(fruitcake はnut をたくさん含むから)
do one's nut すごく怒る
go nuts 怒る
go nutting 木の実拾いに行く
in a nutshell とても簡単な言葉で(Hamlet由来)
nuts and bolts 基本/仕組み

 最近は日本のアニメが海外に輸出されて放映される時代です。nuts がらみの表現をこうして調べてみると、なるほど、ナッツのつづりを Natts としていることに製作者側の慎重な配慮が感じられます。
なお、nuts に関してはラジ子さんのブログでわかりやすくフォーカスされています。

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2007年4月 7日 (土)

way

先日、昔のものしり(天願先生)を聞いていたらこんな文章に出会いました。

I talked myself blue in the face trying to convince her, but she refused to see it my way.
 彼女を説得しようと言葉を尽くしたが、頑として聞いてくれなかった。

 この文はちょっとおもしろいと思いました。まず、前半のtalk oneself ~ はちょっと珍しいSVC型で、「しゃべって自分を~にする、~になるまでしゃべる」となり、どうなったかというと、blue in the face =「顔の青ざめた」→「へとへとになった」。そして、後半は直訳すると「彼女はそれ(=説得したかったこと)について私と同じように考えることを拒んだ」。この場合、意味的にmy way は補語ではなく副詞句だと思うのですが、なぜか、in my way のようなin は要らないんですね。よく、in a/one way (ある意味では)と言ったりするので、意外に思って英和辞書を調べてみると次のようなフレーズが載っていました。

see it that way そう思う

I see it a different way.
 私はそれに対して違う見方をしています。

 さらに、昔の「やさビジ」の古~い録音から次の2文を発掘。
They've gone the way of the dinosaurs.
 それらは恐竜の(たどった)道を行ってしまった→それらはもうすたれてしまっている。

Jack is a brilliant salesman, but he can be a handful when things aren't going his way.
 ジャックは優秀なセールスマンだが、彼のやり方が通さないと手に余ることもある。(97-12月p.130)

 最近のビジ英/実ビジではこんな例も。
And I bet you Shuzo's going all the way.
 それに、修三は必ず行くところまで行く(出世階段を上りつめる)と思いますよ。(07-10月p18)

The way I see it, ...(実ビジ08-8月p.)
私が思うには、、、、

 ということで、way 単独なら強意の副詞としておなじみですが、「wayを含む名詞句」もそのまま副詞句にできるようです(名詞・名詞句の副詞的目的格)。

その他、way がらみでおもしろい表現をいくつかご紹介します。

What a way to go! なんという花道!(とあるスポーツ紙)
 引退試合となった日本シリーズで勝利を決めた新庄選手の写真の説明文(caption)です。

Up is a strange way to go down. (東後勝明先生のNHKラジオ「英語会話」より)
 (サンクンガーデン=Sunken Gardenに)降りていくのに上がっていく道なんておかしいよね。
 カナダのバンクーバー島にある有名なサンクンガーデン=「沈んだ庭園」へ向かう途中のジョークで、この文は大昔(20年くらい前?)に聞いてなぜか今も耳に残っている台詞です。

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2007年4月 5日 (木)

PUN その3(グレイ&ホワイトナイト)

1つの文章中で音の似た2つの表現を関連づけて一気に覚えるというコーナー、「PUN」の3回目です。今回は久々にオリジナルのPUN をラインナップしてみました。

Write off the bad loan right off the bat. (既出)
 ただちにその不良債権を償却せよ。

right off the batベースボールの回で触れました。

Shades of GLAY(gray)! (新作)
 GLAYを思い出すね!(はっきりしないね!)

◇まだまだ現役のGLAYに対してはちょっと失礼な文かもしれませんが、「なつかしい」という表現の中でも最もコンパクトなのが、この「Shades of+(思い出す物事)!」。一方、(白黒)はっきりしない領域・部分の意味のgray area の言い換えとしてshades of gray もこなれた表現ということでpun になっています。ちなみに、GLAYのバンド名の由来は、その音楽性が白(pops)でも黒(rock)でもない灰色=GRAY で、そのRをLに変えた造語。彼らの出身地・函館の冬空の灰色にもかけているそうで、なかなかしゃれたネーミングです。

The white knight spent the white night. (新作)
 その救世主は眠れない夜を過ごした。

◇「ホワイトナイトwhite knight)」は企業買収のニュースで日本語としても頻繁に目にするようになりました。ビジネス界では、買収側、被買収側のどちらに加担するかで形成が一気に変わる重要な立場にいる人、企業を指します。まさにその決断の日の前夜、ホワイトナイトがどちらにするか決めかねて眠れない夜(white night)を過ごしたということで。本来の「白馬の騎士」→救世主とは少しイメージが違う気はしますが・・・。ちなみに「白夜(びゃくや)」は、night of/under/with the midnight sun と言うそうです。

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