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2006年11月11日 (土)

Oxymoronの語源

 商品名や映画タイトル名などは印象に残るネーミングが大事ということで、よく使われるのがoxymoron(撞着語法/矛盾語法)。私も大好きなrhetoricの1つです。これは相反する言葉を同時に使うことによる効果を利用したもので、宣伝業界ではビールのCMの「コクがあるのにキレがある」でおなじみの「キレコクの法則」や、芸名では「劇団ひとり」がよい例(shining example)ですね。
 おもしろいことに、「矛盾」という言葉と同様、「oxymoron」自体もoxymoronで、「oxy」は「鋭い」、「moron」は「鈍い」をそれぞれ意味するギリシア語からできた単語です。「oxy~」と聞くと、つい酸素(oxygen)を連想してしまいますが、こちらは「oxy=acid(酸)」+「gen=generate(生み出す)」で、酸を生み出す素(発見当時は酸化物=酸と考えられていたため)。でも、酸味=鋭い味なのでoxyの由来は同じのような気がします。確かにoxyを発音すると酸っぱそうな音です。一方、moron は英語にもなっていて、「愚か者」を意味する名詞。これは形容詞dull の意味展開(鈍い→頭の回転が鈍い=愚鈍な)と共通ですね。

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