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2006年10月 9日 (月)

Lisztomania

 リスト、ワーグナー、ブラームス、彼らの間には結構複雑な関係が存在する。リスト(=ワーグナーの義父)は交響詩、ワーグナーはオペラ音楽とそれぞれ標題音楽を掲げて新境地を開拓していく中、ブラームスは古典派への回帰を貫くスタンス。当然のごとくワーグナーは(キャラも手伝って)ブラームスを激しく攻撃したが、当のブラームスは初めはリストには反発(のちに和解傾向)したものの、ワーグナーの音楽に対しては公に批判したことはなく逆に興味を持っていたようだ。
 さて、リストといえば、いわゆるリストマニア(Lisztomania)と呼ばれる熱狂的な信奉者達に囲まれている大ピアニスト(virtuoso pianist)といった華々しいイメージが先行するが、ヴァイマールに移ってからは教職につくなど、思慮深く、とても聡明な人だったようだ。実際、リストのもとを訪れたのはパトロン(patron)ではなく、芸術家、哲学者、政治家などの面々で、晩年は宗教的関心を深めて(make a religious commitment) いたようだ。
 現在、NHK-TVのスーパーピアノレッスン講師を務めるミシェル・ダルベルト氏は、リストの音楽について、「技術的課題をクリアした上でアーティスティックな表現をしなければならない点で困難を極める(utterly difficult)」と評している。

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