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2006年9月

2006年9月29日 (金)

現実とは

 1970年代の米では、結婚祝いカードを真似て、離婚した人をなぐさめる離婚カード(divorce card)なるものが出回ったそうな。もしそのまま慣習化していたら、離婚率の高い現在ではかなりの需要があるはずだが、クリスさんは「in bad taste(悪趣味で)」「really awful(本当にひどい)」「touchy(扱いにくい)」「flippant(軽薄な)」などとコメントしていたように、大失敗の企画だったようだ。まぁ、大体そうであろう^^;
 企業側もいろいろと考えて商品を開発するのだが、たとえ学術的に素晴らしい開発でも実際によく売れるかどうかは別問題。「世の中に絶対的な真実(universal truth)はない」と杉田先生が繰り返し述べられているように、あるのは現実の結果のみ。その意味で商品価値ほど不確定なものはない。中には需要と供給のバランスを超越したかのような摩訶不思議な分野もある。「何でも鑑定団」に出てくるような骨董品などがよい例だ。学芸的な価値がお金の価値に換算できるというのは個人的にはピンとこないが、「1000万円で買う」人がいればそれが現実=真実の価値ということになるわけで・・。ある雑誌によると、トム・クルーズの赤ん坊の写真は時価3億円だそうである。写真1枚で一生安泰とは恐れ入る。

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2006年9月27日 (水)

母音の前の「the」の発音

 NHK「ビジ英」10月号、杉田先生の巻頭言に「クリスさんは母音の前でも(theを)全て「ザ」と発音します」とありました。いわゆるジ・エンドのパターンで有名な、母音の前は「ザ」じゃなくて「ジ」になる、というルールは絶対ではないようです。そういえば、最近見た「新感覚☆キーワードで英会話」の紅嬢も母音の前で思いっきり「ザ」と発音していました。もともとアクセントを置く場所でもないし、要はしゃべる本人が発音しやすい方でよいということなのでしょう。

 さて、安倍新内閣の発足でニュース番組も慌しいが、今週から「NEWS23」の女性キャスターが草野アナから膳場アナにtake overでちょっとびっくり。NHKのアナウンサーがフリーになるgo freelance)傾向は、NHK愛好家NHK fancier)の私としては気になるところ。NHK→TBSのパターンは、思いつくだけでも福島(敦)アナ、久保アナ、草野アナ、膳場アナと非常に多い気がします。

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2006年9月24日 (日)

uxorious

 4歳の娘は大のメカ好き。ケータイで電話やメールをするし、録画したDVDも勝手に操作して、見たい時に見たいものを見る。そんな彼女のお気に入りの1つが英語の辞書電卓。で、何か調べて文字が読めなかったのか、辞書電卓を差し出しながら、「パパ、これ読んで。」とやってきた。「hi・・・やあ。これは挨拶のことばだよ」と返す私。しばらくして・・・「これは何て読むの」「uxorious・・・妻に甘い」・・・って!?・・・偶然突きつけられたこの形容詞に返す言葉がない私(笑)。ヘンに誤解されても困るので、とりあえずお茶を濁してしまったが、ともあれ、便利な(?)形容詞があるものだ。妻限定というのがすごい!
 それにしても、娘からの質問にはだんだん答えにくいものが増えてきてるのも確か。この間は「パパ、どうして鏡には顔が映るの?」と聞かれ・・・「ん~、それはね、光がこう進んで反射率が・・・」と説明しても、子供がわかる言葉になってない。この質問、「こども電話相談室」だったらどう答えたのだろう?

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2006年9月23日 (土)

凱旋門賞2006 その2

 さあ、ディープインパクトの凱旋門賞がいよいよ1週間後(10/1)に迫ってきた。現地(フランス・シャンティ)で調整されているディープは絶好調らしい。そこで、今回は「絶好調」がらみの表現を少々・・・
 be in (good) shapeは普通に好調だが,絶好調となると be in the pink, in tiptop conditionあたり。杉田先生によると、英語圏では、pinkは①健康、②女性特有の職業、の象徴。②の例として電話交換手を挙げてました(日本の「ピンサロ」のようなoff-colorなイメージは全然ない)。

 一方、こんな皮肉も。
 ・Only a mediocre person is always at his best. ―W. Somerset Maugham (British writer, 1874-1965)
  凡庸な人だけがいつも絶好調。

 さて、JRAもディープのTVCMを作る気合の入れよう。前回挑戦のエルコンドルパサーの時にはBSのみだったNHKが、今回は地上波の生中継を決定!ますます楽しみ!!

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2006年9月22日 (金)

COPY

 先日、仕事でその日1日かけて内容を更新したファイルを誤って削除してしまった。更新履歴を頭の中からなんとか引っ張り出してきて修復したものの、手痛いタイムロス。あと、ときどき混乱しそうになるのが、バックアップとして元ファイルからコピーファイルを作成しておきながら、いつの間にかそれらを別々に更新してしまうこと(いわゆるドッペルゲンガー・シンドローム)。おお~、怖っ。

 さて、そのcopyで今すぐ思いつく英語表現を挙げてみると、

copy cat ものまねをする人

 日本語では「猿」まねだけど英語ではなぜか猫。これと同名のタイトルのコワい映画もあったっけ。

carbon copy メールのCC

 カーボン紙で写しを取るところから。メールではもはや一般記号化している印象。

original copy 原本

 オリジナルのコピーって一体?一見、矛盾語法的(oxymoronic)だが、このcopyは「冊」の意味(←へぇ~)。

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2006年9月20日 (水)

An apple a day

An apple a day
Sends the doctor away

Apple in the morning
Doctor's warning

Roast apple at night
Starves the doctor outright

Eat an apple going to bed
Knock the doctor on the head

Three each day, seven days a week
Ruddy apple, ruddy cheek

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2006年9月19日 (火)

ビジ英・9月号の復習その3

chew the fat 談笑する (p.18,3rd見出し語)
 クリスさんの説明によるとこのfatはぶよぶよの脂肪ではなく、toughでdryな肉を連想すると言っていた気がします。ビーフジャーキーのようなものを長時間カミカミしながら楽しむ様が談笑とダブるのかもしれません。そういえば弟からハワイのお土産にビーフジャーキーをもらったのですが、そのパッケージのロゴマークはなんと、天狗でした。なぜ?(笑)。

earmark 目印をつける、(特定の用途に)指定する、とっておく (p.22,3rd見出し語)
 元は家畜を識別するために耳につける目印(耳標)から派生した動詞だそうです。earといえば、昔、ディノスのTVCMで、「カタログで気になったページに折り目をつけることをdog-earといいます」という説明を聞いてへぇ~と思ったことがあります。ページの角の折られた部分が犬の耳の形に似ているからなんでしょうね。形容詞はdog-earedで「ページの隅が折れた」→「くたくたの」「みすぼらしい」まで意味が展開します。やっぱり英語圏では犬はマイナスイメージが先行するんですねぇ。

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2006年9月18日 (月)

Tail-to-Head(しりとり)型

alma mater 母校(の校歌) *alma 養育する+mater(=mother)
 cf. alma mater of Alma Mahler
at someone's beck and call (人)の言いなりになって/手足となって働いて *beck:手招き
dish out or shell out (金を)惜しみなく払うかしぶしぶ払うか
grab a bite 簡単な食事をする
grim reminder つらい経験を思い出させるもの
Life is frail. 人生ははかない。
・(That) Makes sense. 納得です。
・(not) much of a challenge 大したコト(ではない)
  冠詞はtheではなく
neat and tidy 身なりがきちんとして
neck and crop/heels 完全に、身ぐるみ
nook and cranny 隅から隅まで
heaven's vengeance 天罰
salad days 未熟な若い頃罰
set-to 口論・ケンカ
this day and age 現代
wreak chaos 混乱をもたらす

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2006年9月17日 (日)

ビジ英・9月号の復習その2

 L13の「あんな時、こんな時」は、相手に部分的に同意しつつもこちらの主張もしっかり伝える交渉術でした。

<2nd例文>

 To a certain extent, yes, but I know from experience it'll be very difficult.

  ある程度はできますが、経験から言いますとそれは非常に難しいように思います。

 最後を「it's very difficult.」と現在形で断定するよりも、未来形を使うことによりフォーマルでソフトな響きを出していますね。時制をずらす→現実感を薄める→丁寧表現につながる、というのは日本語も英語も共通するところです。

<7th例文>

 Maybe, maybe not. そうかもしれないし、そうでないかもしれない。

 インフォーマルな言い方ということですが、ずっと昔に、雅子様のこと(内容は忘れました)をインタビューされた時に皇太子が日本語でこんな表現をされていました。maybeといえば、(主旨は変わりますが)次の撞着語法を思い出しました。

 I'll give you a definite maybe. 確かなことは不確かだということです。

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2006年9月16日 (土)

ビジ英・9月号の復習その1

 L13には日本語と同じ、もしくは似ている言い回しがいくつかでてきました。

lend an ear to ~に耳を傾ける (p.22中段)

 「耳を貸す」って日本語でも言いますね。lend a hand (手を貸す)はよく目にしますが、耳バージョンは初めて。

out of the blue 青天の霹靂(へきれき) (p.26,1st見出し語)

 「like a bolt out of the blue」が略された形で、直訳が日本語とほぼ同じになるということにびっくり(正確には霹靂=雷鳴)。手元の辞典で由来を調べたものの、英語と日本語どちらが先(あるいは別々?)なのかは不明でした。真っ青な空から突然何かが降ってくるような感覚で、クリスさんが「out of nowhere(どこからともなく)」を紹介してました。この「青天の霹靂」は、一種の撞着表現(oxymoron)になっていますね。

the tip of the iceberg 氷山の一角 (p.31,3rd例文)

 時々見かける表現ですが、これも実に見事な対応関係です。由来はともかく、これだけ日本語と対応していると覚えやすくてラッキーです。

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2006年9月15日 (金)

ビジ英・8月号の復習その2

 p.31の「問題」には面白い表現が出てきました。

<解答例>
 I don't want to nitpick, but the color in the logo is slightly off.
 あら探しをしたくはないのですが、ロゴマークの色が少し違っています。
 
 offは「本来あるべきものと違う」というニュアンス。「本来あるべき健康」から離れれば、feel off-color 気分が悪い、「本来あるべき倫理感」から外れれば、off-color joke いかがわしいジョーク、というカンジ。必然的にネガティブな意味合いになりますね。
 nitpick は「重箱の隅をつつく」という音感がよく出ていると思ったら、語源はnit(シラミ)をpick(拾う)だそうです。「シラミ」→「取るに足らないもの」という意味展開ですね。シラミというと louseが思いつきますが、こちらもその形容詞 lousy(ひどい)のように意味が一般化して使われているあたり、シラミに対する感覚は日本語とはちょっと違いますね。私などはシラミと聞くと戦後のDDTを連想してしまいます(もちろん教科書で習ったことですが)。

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2006年9月13日 (水)

Head Rhyme(頭韻)型

(注)$ は記憶用に組み合わせたオリジナル表現です。

<単語編>
busybody おせっかい焼き・出しゃばり
flimflam(mer) ごまかし/ペテン(師)
merrymaking お祭り騒ぎ/陽気な
spoilsport 座をしらけさせる人
 ⇔sport:話のわかる人/付き合いのいい人

<フレーズ編>
any and every どの~も(anyの強調表現)
 cf. any and all ありとあらゆる
 cf. anything and everything 何もかも全て
$arsenic arsenal ヒ素の在庫
as American as apple pie とてもアメリカらしい(n. Americana
 →apple pie=イメージの象徴なので無冠詞
as busy as a bee [beaver] 蜂(ビーバー)のように忙しい
as large as life 等身大の・実物大の・ありのままの
as poor as a pauper 生活に困窮して(pauper=生活保護者)
Ban the bulb. 白熱電球禁止(スローガン)
bear the brunt (of brontosaurus) (ブロントサウルスの) 矢面に立つ
 ex. bear the brunt of the blame(非難の矢面に立つ)
beat the band 他を圧倒する(イデ由No.35)
 *バンドの出す音に打ち勝つ cf. to beat the band すごい勢いで
bed and breakfast 朝食付のホテル(B&Bのホテル)
black and blue 打撲で青黒くなった
・a blue blood 貴族・名家の出
blushing bride 頬を染めて恥らう花嫁
boom and bust 活況と不況
boom or bust はやりすたりの、いちかばちかの
bread and butter 生活のための仕事/本業
 cf. the butter for the bread 有利なもの
brown bread 死んで
calm and collected 冷静沈着な、温和な
cash and carry 現金持ち帰り方式
*cash-and-carry 現金持ち帰り方式の(ディスカウントショップ)
clammy climate じとじとする季節
close call 危機一髪(close shaveとも)
 *callはここでは「天のお召し」=死の婉曲語。close shaveの由来はこちら
conspicuous consumption 誇示的消費(財力を誇示するための消費)
corporate code of conduct 会社の行動規範
creature comforts 身体的快楽を与えるもの・衣食住
at dawn and dusk 明け方と夕暮れに
deep down [down deep]本当のところは
despair and desperation 絶望と自暴自棄
digital divide 情報(技術)格差(による経済格差)1998-
dim and distant はるか昔の
a dime and a dozen 安っぽい(米口)
dish the dirt (よくない)うわさをまき散らす(dirt=砂金に混じるいらない土→悪い噂)
done deal 交渉成立/既成事実・出来レース
double duty 二倍の仕事
down in the dumps/doldrums 意気消沈して(ビジ英07-5月p.10)
 *down in the mouth とも(意気消沈して口角が下がる様から)
drunken-driving 飲酒運転(英ではdrink-driving)
dry and drought 乾燥とかんばつ(dryもかんばつの意あり)
Elvis the Pelvis 骨盤のエルビス(愛称)
employee empowerment 従業員の立場の強化
facts and figures 事実と数字→正確な情報
far-fetched 突飛な、こじつけの *直訳:遠くから(無理やり)取ってきた
fast and furious(ly) 猛烈な勢いの(で)
few and far between 極めてまれな
fight a fire 消火にあたる/トラブルを解決する
first and foremost 何よりもまず
flaps of flab ぜい肉の垂れ下がり
flip-flop 突然の変更/(pl.で)ビーチサンダル
fly a flag 旗を揚げる
footloose and fancy-free 自由奔放な
friend or foe 友か敵か [fou]
from pillar to post あちこちに(へ)/次々と
 *その辺に立っているものの例:柱からポストまで→場所/時間が次々と展開するイメージ
from stem to stern 隅から隅まで(船舶用語)
gewgaw [gju':go:] 見かけ倒しのもの
 *発音は「牛後(ぎゅうご)~」(=強大な者に付き従っているだけの人)
・the gift of gab 話術の才
go great guns 絶好調である
great guns (風などが)とても激しく(副詞句)
Good going! いいぞ、その調子!
Good grief! やれやれ!、信じられない!
grin and groan 苦笑いしてうめく
$groovy groom イカした花婿
$gross and gruesome 気持ち悪くて身の毛もよだつ
hale and hearty 壮健(で)
hearth and home (心の安らぐ)家庭
heat and humidity むし暑さ
hemming and hawing ぐずぐずすること
$hilarious Hillary 愉快なヒラリー
itsy-bitsy ささいな
kill or cure のるかそるか
legal limbo (in ~)法的に曖昧(な状態で)
long and lax (手紙や演説が)長くて要領を得ない
lord and loon 貴賤
make a mint 大もうけをする *mint:造幣局,莫大なお金
$measles in Missouri ミズーリ州のはしか
murder and mayhem 殺人・傷害
neither fish nor foul どっちつかずの
nice and neat きちんとして、こざっぱりとして
 *「nice and 形容詞」で強調表現になる(口語)→cf. 「fine and ~
No cross, no crown. 苦難なくして栄冠なし
now or never 今でなければ二度とない
omniscient and omnipotent 全知全能の
on third thought 再三考えて(on second thought の応用)
pack on pounds 体重が増える
part and parcel (of) の重要な部分
party pooper パーティー/座をしらけさせる人
pet parent ペットの飼い主
pet peeve 不平の種
pots and pans 鍋釜類
pound the pavement 歩き回る
probation and parole 保護観察
publish or perish (論文を)書くか消えるか
 →「論文を書かない学者は消滅する」といった科学者の発表倫理
rant and rave どなり散らす
rants and raves わめき声
rules and regulations 規則
safe and snug 無事でぬくぬくとしている
Better safe than sorry. 転ばぬ先の杖
safe and sound 無事で健やかで <聖書「ルカ伝」
safe and sure 安全確実な
$secret secretion 秘密の分泌(secrete =分泌する/秘密にする)
shadow of a shade 幻影/(be the ~)まぎらわしい
・a sight to see 見もの
slacker and slowpoke 怠け者とのろま
So far, so good. これまでのところはOKだ。
spick and span きちんとしてきれいな
stand the test of time 時の試練に耐える/時間をかけて証明される/長く記憶にとどまる
stunner stannum ンばらしいズ [stnr][stnm]
suffer in silence 泣き寝入りをする
take a [its] toll on に損害を与える
 tallの前にemotionalやphysicalで修飾することがある
talk turkey 率直に話す
Thanks a thousand. 「(ありがたくない時に皮肉を込めて)ホントにありがとう。」(Thanks a million. の変種)
through thick and thin どんな時でも
 *元はthrough thick and thin wood 樹木が茂っていてもいなくても(イデ由No.766) cf. thick-and-thin adj. どんな時でも変わらない
thumb through (本などを)ざっと見る
time and talent 時間と人材
toss and turn 寝返りを打つ
 *速く発音するとtaciturn「無口な」に聞こえる!
tried and true 実証済みの・絶対確実な
turn turtle 転覆する
vim and vigor 元気 *さらにvitalityが続くことも
vice versa 逆もまた真なり
$visual系 vigilante ビジュアル系自警団 [vdlnti]
watch and wait じっと成り行きを見守る(=wait and see)
Was it worth your while? それは君にとって価値がありましたか?
wax and wane (月が)満ち欠け/盛衰/一進一退(~する)
weep and wail 嘆き悲しむ
wend one's way 赴く、立ち去る
Wild West 無法地帯(<米開拓時代の西部)
wing one's way 飛んでいく
with life and limb 大した損害もなく
words of wisdom 格言・名言
work wonders 驚異的に効く

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2006年9月10日 (日)

たかが冠詞、されど冠詞

「ビジ英」9月号,p.14の6行目にこんな表現が出てきました。
ring the bell (商品などが)ヒットする、受ける
 ちょうど福引で当たったときに鐘を鳴らすあの感覚でしょうか。確かクリスさんの説明もそんな感じでした。
 ここでtheのかわりにaを使うと、ring a bell (心当たりがある、ピンとくる)となって意味が変わるとのこと。ただ上記のring the bell にも「心当たりがある」という意味があるようです。
 ex. Does that ring a bell? それ、ピンとくるかい?

次は「新感覚キーワードで英会話」8月号No.73の解説からです。
in the front of the theater 劇場の前の方の席で
 このtheをとってin front of the theater とすると「劇場の外の前で」となって意味が変わるとのことです。そういえば少し前にクリスさんがこんな話をしてました。ホテルのフロントで人と待ち合わせる時に、front deskとするべきところを日本語と同じ感覚で単にfrontとしてしまったために、相手がホテルの外と勘違いしてトラブルになったとか。
 
 冠詞の違い、あるいは冠詞の有無はほんの少しの違いですが、結構意味がガラリと変わることがあるんですね。要注意です。

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2006年9月 9日 (土)

バキューン

 語頭にアクセントがある単語は発音にエネルギーがいるので、意味がはっきりしていて自己主張の強いものが多い気がする。ずっと前の「ジャポニカロゴス」で、ピストルの音の「ドキューン」と「バキューン」では、打った弾の貫通力が高いのはどちらか?というクイズがあった。答えは後者のバキューンで、語頭の発音エネルギーの強さ(ド<バ)がそのまま言葉の意味の強さに反映されるのだという。それをふまえると、「(とくに関西系の)アホっ!」が「バカっ!」と違ってなんともいえないソフトな響きをもつのもうなずける。

 バキューンで思い出したのは、vacuum(真空)。調べるとこちらも最初のvaにアクセントで、ヴァキュゥム。掃除機か何かで吸い込まれるような勢いがある。8月の「ビジ英」では「空虚感」という意味で登場(p.70,1st見出し語)。他に、9月の「ビジ英」p.10に出てきたcitrus (柑橘類)は、最初のci [si]にアクセントがありトラス。いかにもすっぱそうな音感があり、日本語で平坦に発音する「シトラス」とはだいぶ違う印象。その他、気象系でもとくに激しいthunderbolt(雷)やhurricane(ハリケーン)も最初にアクセント。一方、typhoonは後ろにアクセントで、こちらは中国語の「大風」から派生した英単語のせいか音感的にはややマイルド。

 逆に、言いやすくてこなれた対句表現のA and Bでは、(Bに比較して)いきなりAが長くて難しい発音のものはあまり来ない。

 これらの事柄は音声学的にリーズナブルなのかもしれない。

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2006年9月 8日 (金)

ビジ英・8月号の復習その1

8月号でおもしろかった表現です。
pull the strings 裏で操る (p.16の3つめの見出し語)
 操り人形からきた表現ですね。例文の主語=ElliotをMarionetteに置き換えたらちょっと笑えます。
 
関連の表現として今月(9月)号には次のようなphraseもでてきました。
pull at someone's heartstrings 人の感情を揺り動かす (p.10, 中段)
 そういえば、日本語でも「心の琴線に触れる」って言いますね。at はなくてもいいみたいです。 
  
 上記2つはともにstringsと複数形を使っています。操り人形の糸はたくさんあるし、「心の琴線」も心の奥に何か楽器をイメージするために複数なんでしょうね。 楽奏者の私としてはどちらも見逃せない表現です。

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2006年9月 6日 (水)

Others(その他)

※以前このページにリストアップしていたredundantな表現はこちらに移しました。

anecdotal evidence 個々の経験に基づく事例証拠
scientific/statistical evidence
bait and switch おとり販売(商法)
 *「えさ」と「むち打ち」 cf. bait and wait 餌をまいて待たせること
between a rock and a hard place 身動きがとれなくて/板ばさみになって
bill and coo 愛の言葉をささやき合う
bricks-and-mortar 従来型の(実店舗だけの)
cause and effect 原因と結果
clear and present (danger) 明白かつ現在の(危険)、今そこにある(危機)
close but no cigar 惜しくも当たっていない(賞品のタバコはもらえません)
 *close→ nice try とも
cut and dried あらかじめ用意された/月並みの
down at heels (down-at-heel) みすぼらしい
*「かかとのすり減った靴を履いて」が原義。
・(be) excited and nervous ドキドキワクワクする
family skeleton 家庭の事情・秘密
far and near 至るところ(に)*名詞的にも使える
far and wide 遠く広く、あまねく
fine and dandy 申し分ない(反語的にも使う)
 *「fine and 形容詞」で強調表現になる cf. 「nice and ~
 *brandy(ブランデー)の押韻俗語(dandyと脚韻を踏む)
flesh and blood 血肉・生身の人間/身内/具体性
for account and on behalf of ~ 《ビ》~名義の勘定で
fun and laughter 楽しみと笑い
 cf. God has brought me joy and laughter. (旧約聖書創世記21章)
fun and games お祭り騒ぎ、気晴らし
grin and bear 笑って耐える
・the here and now 今現在のこと
hue and cry 非難の叫び/犯人追跡の叫び声
hopes and dreams 希望と夢(日本語と語順が逆)
If you've got it, flaunt it. それ(持ち物/知識)をお持ちならお見せなさい。
ifs and buts 不平や言い訳/条件と異議
in form and substance 形式も内容も
kick(ing) and scream(ing) ジタバタ抵抗する(しながら)
kiss and ride 車で駅まで送り迎えしてもらう
knowledge and skills 知識と経験
life and passion 生き甲斐
・the life of the party パーティーの盛り上げ役
lost and found 遺失物預かり所/遺失物係
loud and clear 明確に(元々は通信用語)
mind/watch one's P's and Q's 言行に注意する
 *マナーとしてplease の p と thank you の音 q(=k+you)を忘れないようにすることから(イデ由No.490)。他由来多数。
more British than Great Britain 英国より英国的で
nickels and dimes はした金 cf. count ~ けちけちする
one and all 皆さん、全ての人
 *スピーチの呼びかけ。「Ladies and gentlemen,」よりも現代的。
on third thought 再三考えた末に(on second thoughtの強調形)
park and ride 車を駅周辺に駐車して電車を利用する
pros and cons 賛否両論 pro(賛成派)+con(反対派)
・the rank and file 庶民、一般社員
ride on the crest of the wave 上手くいく(<surfing用語)
be in seventh heaven 有頂天で
slash-and-burn 焼畑式の
smoke and mirrors トリック・奇策
soup-to-nuts 完全な/(食事が)フルコースの
stop and smell the roses 骨休めをする
・the straight and narrow 正しい生き方(マタイ伝から。元は最後にpathがつく)
straight dope 内報
take it or leave it (it=申し出に対して)受けるか否か(命令形で相手に決断を迫る)
trial and error 試行錯誤
wake up and smell the coffee 目を覚まして現実に目を向ける
Your guess is as good as mine. (相手の質問に対して)あなたがわからないのであれば、私にもわかりません。

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2006年9月 5日 (火)

凱旋門賞2006 その1

 今年の凱旋門賞を予想してみよう!

 ハリケーンラン(Hurricane Run
 ヨーロッパの芝最強馬で、昨年の凱旋門賞を3歳の身で圧勝。10戦8勝。hurricaneはすさまじいといったイメージがあるがまさにそんな走り。おそらく1番人気。
 エレクトロキューショニスト(Electrocuthionist)
 ドバイのゴドルフィン所属の最強馬。12戦8勝。名前がすごい。electrocuthionは電気死刑の意味だとか。-ist だから「電気死刑執行者」とでもなるか。

 上記2頭には日本馬のハーツクライがキングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(GI)で後塵を拝しているだけに、出走してくればかなりの強敵となる。

<結論>
 勝つのは日本(史上?)最強馬ディープインパクト(Deep Impact)。同名の映画タイトルからディープインパクト→津波(tsunami)と解釈すれば、津波はハリケーンより速いし電気死刑も通用しないから(笑)。

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2006年9月 4日 (月)

Schubertian

 NHK教育のスーパーピアノレッスンは現在、ロマン派のシューベルトの曲をミシェル・ダルベルト氏(仏・ピアニスト)が指導している。番組タイトルの通り、対象レベルはとんでもなく高い。が、貴重なのは一流の演奏家が曲やその作曲者とどう向き合っているかを語るシーンが(吹き替えなしで)見られること。ダルベルト氏によると、シューベルトはたぶんmasochist(マゾヒスト;発音は-kist)で、彼の音楽はintrovert(内向的)であるが、曲に投影された彼自身の the most intimate feeling(心の最も奥に秘めた感情)は、いつしか曲を聴く人の感情に置き換わっていくのだそうだ。う~む、深い。
 個人的にはブラームスのピアノ曲もぜひ特集してほしいところだが、そうなると教育番組としてはちょっと行き過ぎかも(笑)。

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